ヴァレール・ジェルマン 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島は3月5日にエディオンピースウイング広島で行われたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝の1stレグで、ライオン・シティ・セーラーズFC(シンガポール)に6-1で勝利も、元U23フランス代表FWヴァレール・ジェルマンの出場により没収試合となる可能性が。AFC(アジアサッカー連盟)の対応に注目が集まる一方、Jリーグの公式発表に誤りがあるとの指摘が相次いでいる。

 ジェルマンはマッカーサーFC在籍時の2024年2月、AFCカップ(ACL2の前進)の試合後に相手選手へ平手打ちを見舞ったとして、AFCから3試合の出場停止処分を科されている。また2025年2月9日開催のオーストラリア1部リーグ戦では、判定を不服として卑猥なジェスチャーで審判を侮辱。これにより、2試合の出場停止処分を受けている。

 Jリーグは3月1日、ジェルマンの前所属未消化の出場停止処分の取り扱いに関して公式発表。国際サッカー連盟(FIFA)の規則に基づき、J1第4節・横浜FC戦(3月2日)と第6節・柏レイソル戦(16日)の2試合を対象に出場停止処分を科しているが、これはオーストラリア1部リーグ戦での審判侮辱によるもの。リリース文では「国内競技会での消化となるため、直近のAFCチャンピオンズリーグ2 2024/25準々決勝は出場可能」と記されているが、AFCカップにおける行為を対象とした出場停止処分には触れていない。

 一方でシンガポール紙『ストレート・タイムズ』が3月7日に伝えたところによると、ジェルマンに対する3試合の出場停止処分は広島移籍後も消化されていない模様。1stレグが没収試合扱いとなり、スコアが「6-1」から「0-3」に変更される可能性を伝えている。

 一部ではAFCが広島に対して指摘したとも報じられているだけに、ファン・サポーターの間では3月1日にJリーグが発表した「直近のAFCチャンピオンズリーグ2 2024/25準々決勝は出場可能」という内容が話題に。AFCカップには触れられていないとはいえ、AFCから没収試合の処分を受けることを覚悟しているファン・サポーター等からは、Jリーグ側のミスを指摘する声が湧き起っている。