
FIFAワールドカップ北中米大会出場をかけて、3月にアジア最終予選2試合に臨むサッカー日本代表「森保ジャパン」。右サイドバックではDF毎熊晟矢(AZアルクマール)の復帰が期待される一方、DF菅原由勢(サウサンプトン)の状況が芳しくない。
名古屋グランパスから海外挑戦を果たした菅原は、AZで5シーズンにわたりプレーした後、2024年夏にサウサンプトンへ完全移籍。2028年6月までの複数年契約を結ぶなど、プレミアリーグでの活躍が期待されていたが、序列低下が顕著に。開幕からリーグ戦8試合つづけてスタメン出場も、2024年12月の監督交代以降はスタメン出場4試合と控え要員に甘んじている。
チームも27試合を消化した時点で、19位レスター・シティから勝ち点8差の最下位に低迷。2部降格の可能性が高まるなか、英メディア『デイリーエコー』は3月4日に「菅原の将来は不透明であるかもしれない」と報道。出場機会減少やチームの現状を踏まえた上で、サウサンプトン退団の可能性を指摘している。
一方、2024年夏に菅原の後釜としてセレッソ大阪からAZへ移籍した毎熊は、オランダ1部リーグ19試合でスタメン出場と、右サイドバックのレギュラーに定着。6日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16のトッテナム・ホットスパー戦で、韓国代表FWソン・フンミンとのマッチアップを制するなど、ここ数試合で同選手の活躍が目立っている。
森保一監督は日本代表メンバー選考の基準として、所属クラブでの出場機会を重視していることは明らか。MF鎌田大地がラツィオ在籍時、マウリツィオ・サッリ監督のもとで出場機会を減らし、しばらく代表戦から遠ざかっていたことは記憶に新しい。
なお日本代表の守備陣では、DF冨安健洋(アーセナル)が負傷離脱中である一方、センターバックを本職とするDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)が戦線復帰。DF町田浩樹(ユニオンSG)、DF板倉滉(ボルシアMG)も問題なくプレーしているだけに、森保監督が引き続き3バックシステムを採用する可能性は高い。ただそれでも、DF長友佑都(FC東京)などサイドバックを本職とする選手も招集される見込みだ。直近の出場機会やパフォーマンスを踏まえると、毎熊が菅原を差し置いて代表メンバーに入る可能性は考えられる。