ミゲル・グティエレス 写真:Getty Images

 今季のラ・リーガで2位に位置するアトレティコ・マドリード(スペイン1部)は、4日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16で前回王者でレアル・マドリード(同1部)と対戦。一時はアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスのゴールで同点に追いついたものの、勝ち越しゴールを許して1-2で敗れた。

 この試合でディエゴ・シメオネ監督はスペイン人DFハビ・ガランを左サイドバックにチョイス。同選手は対峙したブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスに苦しめられていたものの、シメオネ監督はこのチョイスが間違っていなかったことを試合後に強調していたという。

 しかし、スペイン『エスタディオ・デポルティーボ』によれば、シメオネ監督は左サイドバックがウィークポイントであることを認識しており、ジローナ(スペイン1部)でプレーするスペイン人DFミゲル・グティエレス(23)の獲得を要請したという。

 マドリード下部組織出身のグティエレスは、2021年にトップチーム昇格を果たすと、2022年夏にジローナへ移籍。左足の高いキック精度と豊富な運動量を武器に今季はここまでの公式戦30試合に出場して2ゴール5アシストを記録している。

 そのグティエレスには3500万ユーロ(約55億8000万円)の契約解除金が存在しているものの、アトレティコはこの金額を満額支払うつもりはなく、ジローナ側が関心を持っている選手を譲渡することで移籍金を引き下げたいと考えているとのこと。しかし、同選手には800万ユーロ(約12億7000万円)の買い戻しオプションと保有権の半分を所持するマドリードが最終決定権を持っているようだ。