
浦和レッズは明治安田J1リーグ開幕から4試合つづけて白星なし。3月2日に埼玉スタジアムで行われた第4節の柏レイソル戦後、ジョアン・ミレッ元浦和GKコーチのSNS投稿に注目が集まっているが、この投稿内容に同クラブ下部組織出身のサッカー指導者が反応している。
ミレッ氏は日本時間4日深夜、ホームゴール裏のサポーターを背に両手を広げるGK西川周作の様子をインスタグラムにアップし、「Que esta posando?」(誰のポーズ?)(何が起こっている?)とポスト。投稿内容がXなどで拡散され、浦和サポーターの間で様々なコメントが飛び交っている。
そんななか、浦和下部組織OBであり、現在選抜制キーパースクール「グラスピアGKアカデミー」の指導者である三上綾太氏は5日、Xを更新。「ジョアンが『Que está pasando?/どうしたの?』という投稿」と切り出すと、こう自身の意見を綴っている。
「3シーズンやってきたことが発揮できなくなっているのか。GKコーチがGKを準備することは簡単ではないということか。ジョアンをメインに置かなくてもアドバイザーとかで浦和に残ってもらってアカデミーから仕込むのも良さそう。今さらだけど」
現在64歳のミレッ氏は、湘南ベルマーレのアカデミーGKプロジェクトリーダー、FC東京、奈良クラブ、筑波大学蹴球部のコーチを経て、2022年に浦和へ。リカルド・ロドリゲス、スコルジャ、ペア・マティアス・ヘグモらのもとで、西川やGK鈴木彩艶(現パルマ)らの指導に当たっていた。
ファン・サポーターから絶大な支持を得ていたミレッ氏の退団が、2025シーズンのGK陣に与えている影響について、クラブ外部では分からないこともあると考えられるが、少なくとも三上氏は同コーチの復帰を望んでいるようだ。