山田康太 写真:Getty Images

 ガンバ大阪は先日、不適切なSNSの使用による他者への迷惑行為があったとしてチームを離脱していたMF山田康太を、横浜FCへ完全移籍により放出したと公式発表。週刊誌『フライデー』のニュースサイト『フライデーデジタル』は3月6日、同選手による不適切なSNS使用の内容を報じているが、ネット上では一部報道内容に対する否定的な意見が相次いでいる。

 同サイトの報道によると、山田はチームメイト2人の妻に対して不適切なDM(ダイレクトメッセージ)を送り付けていたとのこと。記事ではチームメイト2人の名前が伏せられているが、ネット上では複数の選手名が挙がるなど、様々な憶測が飛び交っている。また当該記事には、「何事もなかったように横浜FCに山田選手を移籍させたガンバ」という記述があるほか、「隠蔽」等の表現が含まれている。

 こうした報道内容を受けて、ネット上では「ガンバ大阪が隠蔽体質って言われるのは納得いかない」「ガンバ大阪に責任があるような書き方はおかしい」など、記事内容に対する批判が噴出。G大阪は記事リリースから数時間後に「一部のメディアにおいて、当クラブに所属していた選手に関して報道がなされておりますが、事実と異なる報道がなされたことは遺憾です」と声明を発表しているが、この事実と異なる報道内容が、「隠蔽」等の表現が用いられたものである可能性を指摘する声も挙がっている。

 G大阪は2021年、ブラジル人FWアデミウソンによる酒気帯び運転の件で迅速に対応。事故発生からわずか2か月で契約解除したことは記憶に新しい。こうした所属選手の関わる過去の事案を例に、一部のファン・サポーターは「ガンバ大阪は隠蔽体質ではない」などと主張している。

 なおG大阪は声明で「本件については事案把握後、速やかに対応をし、公表をしております。プライバシー及び二次被害防止の観点から、本件について先般のリリース以外の公表はございません」と説明。「ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、地域の皆様をはじめ、クラブを支えてくださるすべての方々に多大なるご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪している。