機械修理の天才はどこへ行ったのか――。実物大のUFOのレプリカを作ったこともある32歳の工員は家族に「宇宙船に乗る」というメモを遺して行方不明になった。

■宇宙へ旅立ち帰らぬままの機械修理の天才

 カナダ・ダンカンの機械工場で働いていたグレンジャー・テイラー(当時32歳)は自動車や機械製品など何でも修理できる才能があり、第二次世界大戦時代の飛行機を修理したこともあった。また、宇宙人とコミュニケーションしているとも話していた。

 1980年11月の嵐の夜、テイラーは何の前触れもなく、家族に宛てたメモを残して姿を消した。謎めいたメッセージには、彼が繰り返し見る夢に突き動かされてエイリアンの宇宙船に乗り込み、広大な宇宙を横断する星間旅行に出かけ、その後戻ってくると書かれていた。

「親愛なる母と父へ、私は宇宙船に乗って旅立ちました。繰り返し見る夢は、広大な宇宙を探索する42カ月間の星間航海を約束していたからです」(メモより)

 テイラーの妹はこの失踪前の数カ月前からテイラーが一日に何度もLSDを摂取する習慣を身につけていたことを米メディア「Vice」に明かしている。またこの時期にテイラーは地元のゴミ捨て場から拾ってきた部品を使って、実物大のUFOのレプリカを作っていた。

「私はもう何も使う必要がないので、私の所有物をすべてあなたに残します。どうか私の言伝の指示をガイドとして役立ててください。愛をこめて、グレンジャー」(メモより)

「宇宙船に乗る」とメモを残して行方不明になった男性の謎と悲劇的な最期
(画像=画像は「Mirror」より、『TOCANA』より 引用)

 グレンジャーの痕跡が発見されたのはそれから6年後、森林作業員がテイラー一家が住んでいた農場の近くの現場で爆​​発して大破したであろう車両を偶然発見したときだった。警察は大破した車両の登録番号がテイラーが乗っていたトラックと一致することを確認した。

 現場では人骨の破片やテイラーのシャツの一部と思われる衣服も発見されたが、爆発で完全にバラバラになったたためか遺体はなかった。検死官の調査では、テイラーは乗った車両を全焼させた後に爆発させて死亡したに違いないと結論づけられ、爆発時に彼のトラックにはダイナマイトが積まれていたと推測された。

 しかしそれが故意であったか偶発的であったかは不明である。この地域では木の切り株を除去するためにダイナマイトがよく使用されており、テイラーもトラックに度々ダイナマイトを積み使用することもあった。

 その夜彼が失踪した理由と家族に残されたメモは謎のままであり、何が起こったのかについての明確な説明はない。LSDの影響による奇行であると片づけてしまっては謎が多すぎるのかもしれない。

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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