■影響は現在でも
現在、イサベルさんは知的障害者向けの施設で静かに暮らしているという。普通に歩くこともできるようになり、食事などのマナーも覚え、簡単な言葉やジェスチャーで感情を伝え、ゲームをしたり絵を描いたりすることもできるようになった。だが、心身には依然大きな障害が残ったままで、その精神年齢はわずか4歳ほどだという。施設には国内外から研究依頼が届くそうだが、イサベラさんの状態を鑑みて断っているそうだ。
ポルトガルのニュースメディア「Expresso」が2018年に報じたところによると、当時のマスコミ報道は誇張されており、イサベルさんが閉じ込められていたのは実際には鶏小屋ではなかった可能性があるという。近隣住民の証言によると、彼女の家は非常に貧乏で、ニワトリを買う余裕などなかったというのである。とはいえ、イサベルさんが劣悪な環境に閉じ込められていたのは確かで、人生の最初の9年間のほとんどを真っ暗な小屋の中で一人過ごしていたのは間違いないようだ。

生まれてから最初の数年が人間の成長に最も大切な時期であるのは、イサベルさんの事例を考えるまでもなく明らかである。報道によると、イサベルさんは今の生活を「幸せ」と表現しているらしいが、幼い彼女が奪われたものを考えると、とても釣り合いは取れないだろう。幼少期の虐待ほど、人間にとって残酷で取り返しがつかないことはないのである。
提供元・TOCANA
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