
ヴィッセル神戸は町田ゼルビアからブラジル人FWエリキを期限付き移籍により獲得。本人は3月5日開催のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16・1stレグの光州FC(韓国1部)戦をノエビアスタジアム神戸で観戦したが、海外複数クラブのターゲットにもなっていたという。
2025年1月に町田から契約更新の発表があったものの、明治安田J1リーグ開幕直前までチームに合流しなかったエリキ。ブラジルメディア『ge』が1月30日に町田退団の可能性を報じると、ブラジル人ジャーナリストのホルヘ・ニコラ氏は2月はじめにヴァスコ・ダ・ガマからのオファーを報道。母国復帰報道が熱を帯びていたが、ブラジルの移籍ウィンドウ最終日である2月28日までに実現することはなかった。
その後、エリキは町田の一員として2025シーズンの開幕を迎えたものの、J1リーグ戦全試合で出番なし。3月2日開催の第4節・名古屋グランパス戦でベンチから外れた後、神戸へ移籍している。
ただ神戸移籍前には、日本を離れる可能性もあった模様。韓国の一部情報筋が5日に伝えたところによると、同国1部・蔚山HDとエリキの交渉が破談に。蔚山は外国籍選手の獲得を目指すなか、最終候補としてエリキら2選手をリストアップしたが、もう一方の外国籍選手を獲得することが決定的だという。
蔚山HDはMF天野純(現横浜F・マリノス)やFW江坂任(ファジアーノ岡山)の古巣。韓国1部リーグで3連覇中の強豪だが、2024/25シーズンのACLEリーグステージでは10位で敗退という結果に終わっている。