あれはどう見てもタチウオだ。その方向にキャストし、水面直下をダートさせると一撃。さっきまで深いレンジをネチネチ探っていたのがウソのような、テンポのいい展開になってきた。

連続ヒットで20匹

ここから同様のパターンで3連発。漁港からはヤーヤ祭りの歓声が聞こえてくる。こちらも盛り上がっているようだ。祭り見物もしたいところだが、今回はタイトスケジュール。これはまた来年の課題としよう。

その後もヒットは順調に続いた。一時的に魚が沈んだものの、レンジを下げれば問題なし。しばらくするとまた浮いてきて、水面直下でガンガン食ってくる。

尾鷲港ライトゲーム釣行で小型タチウオ20匹をキャッチ【三重】水面直下で連発!20匹ゲット(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

帰るに帰れない状況だが、時刻はもう9時。日付が変わる前には戻りたいので、そろそろタイムアップだ。車に戻って魚を数えると、ちょうど20匹。前半の状況を思えば十分な釣果だろう。

1投だけアジング

片付けを済ませて帰途に就いたところで、ふとアジの姿が頭に浮かんだ。こうなると、もう気になって仕方がない。そんな訳で寄り道したのは紀伊長島港。また防寒着を着るのも面倒なので、取りあえず1投だけ、とポイントに向かう。

ジグヘッドは1g。常夜灯周りを探ると一発で食った。アジのサイズは18cmほどと悪くはない。続けてキャストしたいところだが、投げたら収拾がつかなくなるのは目に見えている。ここでやめれば1投1匹と自分に言い聞かせ、今度こそ本当に終了とした。

尾鷲港ライトゲーム釣行で小型タチウオ20匹をキャッチ【三重】水面直下で連発!アジは最後に1投だけ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

尾鷲周辺は地形的に冬の季節風に強く、海水温も高いため真冬でも好釣果が期待できるエリアだ。また、周辺には新鮮な海の幸が味わえる店や見どころも多く、釣り以外の魅力も盛りだくさん。寒さの厳しい季節だけに、釣りプラスαで楽しむのもひとつの方法だろう。

尾鷲港ライトゲーム釣行で小型タチウオ20匹をキャッチ【三重】水面直下で連発!お土産は虎の尾(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)