電気自動車のミニ・クーパー3ドアEをベースとした「ミニ・ジョン・クーパー・ワークスE」と、ミニ・エースマンEをベースとした「ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンE」が日本で発売。パワートレインには最高出力190kW/最大トルク350Nmを発生するフロントモーターに、総電力54.2kWhのリチウムイオン電池を搭載。一充電走行距離はWLTCモードでミニ・ジョン・クーパー・ワークスEが421km、ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンEが403kmを実現

 BMWジャパンは2025年2月27日、プレミアムスモールコンパクトセグメントにおけるミニのハイパフォーマンスモデル「ミニ・ジョン・クーパー・ワークス(MINI JOHN COOPER WORKS)」に電気自動車の「ミニ・ジョン・クーパー・ワークスE(MINI JOHN COOPER WORKS E)」および「ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンE(MINI JOHN COOPER WORKS ACEMAN E)」を設定して、同日より発売した。ユーザーへの納車は2025年第2四半期以降を予定している。

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車となるミニ・ジョン・クーパー・ワークスE(写真・右)とミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンE(同・左)が日本で発売、『CAR and DRIVER』より 引用)

車両価格は以下の通り。

ミニ・ジョン・クーパー・ワークスE:616万円

ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンE:641万円

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲ミニ・ジョン・クーパー・ワークスE 価格:616万円 全長3860×全幅1755×全高1460mm ホイールベース2525mm 車重1660kg 乗車定員4名 一充電走行距離(WLTCモード)421km 交流電力量消費率(WLTCモード)145Wh/km、『CAR and DRIVER』より 引用)

 既存モデルのミニ・クーパー3ドアEをベースとするミニ・ジョン・クーパー・ワークスEと、ミニ・エースマンEをベースとするミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンEは、レーシングスピリットあふれる走りを特徴とし、精悍で卓越した走行性能と個性的なスタイリングを融合させた、ミニ史上初となる電気自動車のハイパフォーマンスモデルに仕立てたことが訴求点である。

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンE 価格:641万円 全長4080×全幅1755×全高1515mm ホイールベース2605mm 車重1760kg 乗車定員5名 一充電走行距離(WLTCモード)403km 交流電力量消費率(WLTCモード)146Wh/km、『CAR and DRIVER』より 引用)

 注目のパワートレインは、最高出力190kW(258ps)/5000rpm、最大トルク350Nm/50~5000rpmを発生するフロントモーターに、総電力54.2kWhのリチウムイオン電池を組み合わせて前輪を駆動する。停止状態からの発進や、よりパワーが欲しいシーンではEブースト機能によりパワーを増強することが可能。JCWスポーツステアリングホイールのパドル操作でEブーストが作動し、アクセルペダルを踏み込むと、追加で約20kWのパワーが10秒間供給され、発進時および追越時のみならず、高加速なドライビングダイナミクスが存分に楽しめる。充電に関しては、AC普通充電とDC急速充電に対応。交流電力量消費率および一充電走行距離はWLTCモードでミニ・ジョン・クーパー・ワークスEが145Wh/km、421km、ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンEが146Wh/km、403kmを実現した。

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲パワートレインは最高出力190kW/5000rpm、最大トルク350Nm/50~5000rpmを発生するフロントモーターに、総電力54.2kWhのリチウムイオン電池を組み合わせて前輪を駆動。モーター走行時走行音発生装置も配備する、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応。V2HおよびV2L機能も装備、『CAR and DRIVER』より 引用)

 シャシー面では、専用チューニングを施したJCWスポーツサスペンションを採用し、正確なハンドリングと卓越したレスポンスを具現化。また、特別に調整したスプリング、スタビライザー、ダンパーによって最適な安定性を確保し、合わせて前輪のキャンバー角を大きくとることでコーナリングのグリップ性能を向上させる。足もとにはミニ・ジョン・クーパー・ワークスEが7.5J×18 JOHN COOPER WORKS マスタリースポーク(ブラック)アロイホイール+225/40R18 92Yスポーツタイヤを、ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンEが7.5J×19 JOHN COOPER WORKS ストライプスポーク(2トーン)アロイホイール+225/40R19 93Yスポーツタイヤを装着。制度機構には専用スポーツブレーキを組み込んだ。

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲専用チューニングを施したJCWスポーツサスペンションを採用し、正確なハンドリングと卓越したレスポンスを実現、『CAR and DRIVER』より 引用)

 エクステリアに関しては、ミニのDNAを継承しつつ、新世代のハイパフォーマンスモデルであることを強調するミニマルな新デザインに刷新する。新世代ミニの特徴であるクリーンなサーフェスや、複雑な八角形の輪郭を持つフロントグリルが印象的な新デザインのフロントフェイスは、ジョン・クーパー・ワークスも踏襲。そのうえで、ハイグロスブラックフレームで縁取ったグリル、新しいJCWのチェッカーフラッグのロゴ、円形のアダプティブLEDヘッドライト、専用デザインのフロントリップ/サイドスカート/リアスポイラー/ディフューザーといったエアロパーツ類、チリレッドのルーフ&ミラーキャップ、レッドまたはブラックのスポーツストライプなどを配して、精悍かつ空力特性に優れたスタイリングを実現した。カスタマイズ可能なLEDシグネチャーライトやWelcome/Good-byeライトも、装備する。ボディサイズはミニ・ジョン・クーパー・ワークスEが全長3860×全幅1755×全高1460mm/ホイールベース2525mm、ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンEが全長4080×全幅1755×全高1515mm/ホイールベース2605mmに設定した。

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲ミニ・ジョン・クーパー・ワークスE ハイグロスブラックフレームで縁取ったグリル、円形のアダプティブLEDヘッドライト、専用デザインのフロントリップ/サイドスカート/リアスポイラー/ディフューザーといったエアロパーツ類、チリレッドのルーフ&ミラーキャップ、レッドのスポーツストライプなどを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲JOHN COOPER WORKSおよびチェッカーフラッグのロゴをフロントグリル、リアガーニッシュ、リアスポイラーに装着、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲足もとには7.5J×18 JOHN COOPER WORKS マスタリースポーク(ブラック)アロイホイール+225/40R18 92Yスポーツタイヤを組み込む、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲パドルシフト付きJOHN COOPER WORKSスポーツステアリングホイールやJOHN COOPER WORKSスポーツシート(べスキン/コード コンビネーション、ブラック)を配備。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲ドアシルにもJOHN COOPER WORKSおよびチェッカーフラッグのロゴを入れる、『CAR and DRIVER』より 引用)

 インテリアについては、広々とした、かつ温かみのあるキャビン空間を創出したうえで、完全にデジタル化された先進のコクピットをジョン・クーパー・ワークス専用アレンジで形成する。ステアリングホイールの背後のメーターパネルは廃止し、すべてのコンテンツを円型OLED(有機EL)センターディスプレイとヘッドアップディスプレイに映し出す。余分なものを削ぎ落とし、巧みにデザインした高品質なコンポーネントによって、開けた前方視界を具現化した。また、広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を採用。リサイクルポリエステルを使用したこの新素材は、編み物のような特別な製造プロセスによって、汎用性が高く手入れが簡単な構造となっており、さらに温かみのある印象も付与している。一方、先代モデルではセンターコンソールに設けていたパーキングブレーキスイッチ、ギアセレクターレバー、エンジンスタート/ストップボタン等はすべてセンターディスプレイ下のトグルスイッチエリアに集約させ、前席まわりの空間が広がり、同時にモダンかつスタイリッシュな雰囲気を演出した。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエントイルミネーション、そして新たに作られたMINIドライビング・サウンドによりインテリア全体の印象が変化するMINIエクスペリエンスモードも設定する。さらに、ジョン・クーパー・ワークス専用パーツとしてパドルシフト付きJOHN COOPER WORKSスポーツステアリングホイールやJOHN COOPER WORKSスポーツシート(べスキン/コード コンビネーション、ブラック)なども配備。快適装備として、電動フロントシート、Harman/Kardon製HiFiラウドスピーカーシステム、ワイヤレスチャージング、MINIナビゲーションAR、スマートフォンインテグレーションなども組み込んでいる。

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エースマンE ハイグロスブラックフレームで縁取ったグリル、円形のアダプティブLEDヘッドライト、専用デザインのフロントリップ/サイドスカート/リアスポイラー/ディフューザーといったエアロパーツ類、チリレッドのルーフ&ミラーキャップ、ブラックのルーフレールなどを装備、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲MINIエンブレムや“ACEMAN”ロゴなどをブラックでアレンジする、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲足もとには7.5J×19 JOHN COOPER WORKS ストライプスポーク(2トーン)アロイホイール+225/40R19 93Yスポーツタイヤを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲ステアリングホイールの背後のメーターパネルは廃止し、すべてのコンテンツを円型OLED(有機EL)センターディスプレイとヘッドアップディスプレイに映し出す。ダッシュボードにはJOHN COOPER WORKS専用カラースキームに合わせたブラックとレッドのデザインパターンを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)

 先進安全運転支援システムについては、最新バージョンの高性能カメラおよびレーダーと高性能プロセッサーによる高い解析能力で精度と正確性が向上したドライビングアシストを標準で装備。さらに、パーキングアシスタントプラスやコンフォートアクセス、MINI SOSコールなどを標準で組み込む。一方、コミュニケーション機能としては最新世代のMINI Connectedやインテリジェントパーソナルアシスタントなどを採用した。

ミニのハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス」の電気自動車が日本上陸
(画像=▲最新バージョンの高性能カメラおよびレーダーと高性能プロセッサーによる高い解析能力で精度と正確性が向上したドライビングアシストを標準装備、『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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