ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

 町田ゼルビアからFWエリキを獲得したヴィッセル神戸は、3月5日開催のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16・1stレグで、光州FC(韓国1部)と対戦。2-0で勝利したが、MF山内翔に対する相手選手のラフプレーが物議を醸している。

 問題視されているのは、神戸が2-0とリードで迎えた79分。山内が敵陣左サイドでボールを奪った直後、ファーストタッチの際にDFジン・シウから強烈なスライディングタックルを受けて転倒。アリ・サイード・アルナクビ主審は神戸にフリーキックを与えるとともに、ジン・シウに対してイエローカードを提示した。

 このシーンについては、インターネット動画配信サービス『DAZN』で解説担当のガンバ大阪OB加地亮氏が「かなり危なかったですね」と述べつつも、「足の裏では無かったですね」とコメント。実況の桑原学氏も「そんなにラフにいったわけではありませんでした」と説明している。

 ただ、ネット上ではノエビアスタジアム神戸のバックスタンドからファウルの瞬間を捉えた動画が拡散。ジン・シウがスライディングタックルの際に両足を上げていたこともあり、「ラフプレーにもほどがある」など、光州FC所属選手に対する批判が噴出。「レッドカードなのでは?」といった主審の判定に対する疑問も見受けられる。

 元日本代表DF酒井高徳をはじめ負傷者を多く抱えている神戸。光州FC戦で勝利したとはいえ、2025シーズン開幕直後から野戦病院化しているだけに、ファン・サポーターは相手選手のラフプレーに神経をとがらせているはずだ。