
J3リーグからJFL降格で2025シーズンを迎えたY.S.C.C.横浜(YS横浜)は3月5日、いわてグルージャ盛岡を退団していたDF高橋峻希の獲得を公式発表。「完成移籍」「J2リーグ94試合94得点」などの誤植に選手本人も反応しているが、そのYS横浜では2024シーズン最終戦後に所属選手による監督批判で話題を呼んでいた。
YS横浜は2024シーズンのJ3リーグを19位で終えると、高知ユナイテッドSCとのJ3・JFL入れ替え戦では、2試合合計1-3で敗北。Jリーグ退会・JFLへの降格が決まった第2戦の試合終了後、古参のMF田場ディエゴが自身のサイトを通じて倉貫一毅監督のマネジメント等について「自分と『仲良いメンバー』で挑んでいる印象」「戦術ではなく結局は気持ちと高校サッカーのような発言に度肝を抜かれる」などと批判。
「ずっと同じ、人もメニューも、競争率のないチーム、色のないチーム、毎週同じルーティーンワーク」「メンバーは失点に絡んだ者を変えて、練習メニューはやりたいこと」など、トレーニング内容の一部を公にしたほか、「(メンバーを)変えてたら降格はしていなかった」など、JFL降格の責任が指揮官の采配にあるとの主張を展開している。
また同選手は「1シーズンで0試合の男には鬼の減俸での単年提示」と契約更新オファーの内容も公開。クラブとの契約交渉など、内部情報を外部へ発信する行為に、ファン・サポーターから様々な意見が挙がっていた。
2024シーズン終了直後に「満了を覚悟していたので喜ぶべきかとは思うかもしれないが、実際のところは前向きではない」と、YS横浜退団の可能性を示唆していた田場だが、クラブは1月12日に契約更新を発表。本人もクラブ公式サイトを通じて「先日の感情的になって書いたブログにつきましては、応援していただいているファン、サポーターの皆様、スポンサーの方々の中で不快に思われた方がいらっしゃいましたら、この場を借りて謝罪させていただきたいです」とコメントしているだけに、クラブとの関係は悪化していないとみられる。