DSオートモビルがCセグメントハッチバックモデルのDS4に「エトワール」、フラッグシップSUVのDS7に「パラス」と「エトワール」の新グレードを設定。“星”を意味するエトワールはパリの景色をモチーフとするアイコンを配した専用バッジやシャイニーブラックのアクセントパーツなどを、“宮殿”を意味するパラスはパリの壮大な宮殿の扉や凱旋門をモチーフとするアイコンを配した専用バッジやシャイニーブラックのアクセントパーツなどを採用
Stellantisジャパンは2025年2月25日、DSオートモビル・ブランドの CセグメントハッチバックモデルのDS4に「エトワール(ETOILE)」、フラッグシップSUVのDS7に「パラス(PALLAS)」と「エトワール(ETOILE)」の新グレードを設定し、同日より発売した。

車両価格は以下の通り。
DS4 エトワールBlueHDi:543万円
DS7 パラス プラグインハイブリッドAWD:789万円
DS7 エトワール プラグインハイブリッドAWD:819万円


フランス語で“星”を意味するエトワールは、フランスのパリにあるシャルル・ド・ゴール広場(旧名:エトワール広場)の中心にそびえ立つ凱旋門から、放射状に延びる12 本の大通りを空から眺めた際に、Etoile=星の景色が広がることに由来。また、エトワールは19 世紀以来、パリ国立オペラ座バレエ団のダンサーに与えられてきた最上位の地位にも用いられる。新たにボンネットにあしらわれる“ETOILE”のエンブレムには、このようなアート、創造性および品質本位の精神が込められている。
一方、フランス語で“宮殿”を意味するパラスは、1965年に登場したDS 21のグレード名として初めて採用。フランスのホテル格付けにおいて5つ星より上の最上級ランクにもこの称号が贈られる。60年ぶりに復活する同グレードは、Pallas=宮殿から着想を得たフレンチプレミアムの優雅さを表現。エンブレムにはパリの壮大な宮殿の扉や凱旋門をモチーフとしたアイコンを配している。





装備面については、エトワールが従来のオペラ(OPERA)から、パラスが従来のリヴォリ(RIVOLI)から主要装備・仕様を受け継ぎつつ、新たな一部意匠を導入する。
DS4エトワールは、外装に専用“ETOILE”エンブレムやシャイニーブラックパーツ(DSダブルウィング/リアガーニッシュトリム)などを装備。内装にはアルカンターラダッシュボード&トリムやアルカンターラ/ファブリック/テップレザー表皮シートを採用する。ボディカラーはノアールペルラネラ、ブランナクレ、クリスタルパールを設定した。
DS7 エトワールについては、外装に専用“ETOILE”エンブレムやシャイニーブラックパーツ(DSダブルウィング/サイドウィンドウモール/ルーフレール)、新デザインの19インチアロイホイールなどを採用。ボディカラーは新色のグリティターヌのほか、クリスタルパールとグリラケを用意する。内装にはナッパレザーダッシュボードやウォッチストラップデザイン ナッパレザー表皮シートを採用。内装カラーはグリティターヌのボディカラーにパールグレーを、クリスタルパールとグリラケのボディカラーにブラックを組み合わせた。








DS7 パラスに関しては、外装に専用“PALLAS”エンブレムやシャイニーブラックパーツ(DSダブルウィング/サイドウィンドウモール/ルーフレール)などを採用。ボディカラーはノアールペルラネラのみを用意する。内装にはブラックのアルカンターラダッシュボード&トリムやアルカンターラ/テップレザー表皮シートなどを装備した。




パワートレインは基本的に既存モデルを踏襲し、DS4エトワールは“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/300Nm)+EAT8(電子制御8速AT)を搭載。一方でDS7 エトワールおよびDS7 パラスは、“PureTech”1598cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(200ps/300Nm)+フロントモーター(81kW/320Nm)+リアモーター(83kW/166Nm)という総出力300ps/520Nmの動力源に、総電力量14.2kWhのリチウムイオンバッテリーとオンボードチャージャー+DC/DCコンバーター、トルクコンバーターに代わり湿式多板クラッチを配したe-EAT8(電子制御8速AT)を組み合わせて電動4×4システムを構成したPHEVシステムを採用している。


提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ