「あこがれ」を「当たり前」に

 ドラム式洗濯乾燥機については、気になるデータもある。消費者のあこがれのままで終わっていることを示すデータだ。

 今後購入したい洗濯機のタイプとしてドラム式は39%、タテ洗乾は19%で合計約58%の洗乾比率であるのに対し、23年度の工業会の出荷ベースではドラム式は23%、タテ洗乾は5%で合計約28%にとどまるのだ。

1坪のサニタリールームにも置ける! パナソニックのコンパクト「ドラム式洗濯乾燥機」
(画像=『BCN+R』より 引用)

「購入したい」と「洗乾比率」のギャップ

 消費者は「いつかは洗濯乾燥機」と思いながらも、実際には約7割が全自動洗濯機を購入しているというわけだ。このギャップを埋めるには、設置できるサイズや手が出る価格が重要といえるだろう。まさにSDシリーズは、このギャップを埋めるための戦略モデルといえる。

 ドラム式洗濯乾燥機について「大きすぎて入らないでしょ」「高すぎて買えない」といったイメージを持つユーザーは少なくないかもしれない。SDシリーズが、そうしたイメージを払拭してくれるだろう。

1坪のサニタリールームにも置ける! パナソニックのコンパクト「ドラム式洗濯乾燥機」
(画像=『BCN+R』より 引用)

洗濯に求めるシーンに応じて選べる

 なお、SDシリーズには「Uタイプ」と「Hタイプ」の2機種ある(低温のヒーター乾燥機能は共通)。スマートフォンとの連携で液体洗剤や柔軟剤を自動投入してスマートに洗濯したい人はUタイプ、液体洗剤は自動投入だけど柔軟剤は素材にあわせて手動で入れたいとか温水洗浄で洗いたいというこだわり派はHタイプというように、ユーザーの使い方によって選べる。

 タイプの違う機種を19万7010円という同一価格で販売するのも、パナソニックにとっては新たな試みだという。

 SDシリーズは、これまで「あこがれ」で終わっていたドラム式洗濯乾燥機の購入を「当たり前」にしてくれるだろう。新生活家電の選択肢の一つとして覚えておきたい。(BCN・細田 立圭志)

提供元・BCN+R

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