
サンフレッチェ広島は3月2日に行われた明治安田J1リーグ第4節で横浜FCに1-0で勝利も、ミヒャエル・スキッベ監督はアクチュアルプレーイングタイム(APT)の増加等を目的としたファウルの判定基準に関するJリーグの方針を批判。主審を務めた清水勇人主審への批判も相次ぐなか、MFトルガイ・アルスランの負傷に多くのファン・サポーターが落胆している。
アルスランは83分、FW櫻川ソロモンとのコンタクトプレーの際に右ひざを痛めると、そのまま担架にのせられてピッチを後に。清水主審はファウルをとらなかったが、笛を吹いてプレーを止めている。
そのアルスランの状態について、スキッベ監督はAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝1stレグのライオン・シティ・セーラーズ戦前日会見で「5,6カ月離脱する」などとコメント。長期離脱の可能性を示唆しただけに、ネット上では「残念…」「長すぎるよ…」「アルスランを欠くのは厳しすぎる」などと落胆の声が挙がっている。ただ一方で「6カ月ならば、シーズン終盤にはプレーできるはず」「5,6カ月なら靱帯断裂とかでは無さそう」などとポジティブに捉えるファン・サポーター等のコメントも見受けられる。
なおスキッベ監督は試合後、インターネット動画配信サービス『DAZN』のフラッシュインタビューで、2025シーズンのJリーグのファウル基準について、怒りを見せながらこう語っている。
「今シーズンの審判のやり方について苦言を申したいと思う。シーズンが始まる前に協会、Jリーグから『プレイングタイムを伸ばす』ということで、『審判はファウルを流す傾向にある』ということを話されたが、うまくいっていないと思っている。日本のサッカーがこれだけ良くなっていって、これだけハードになっていく、当たりも強くなっていく中で、審判がそのような流れになっていることは非常に残念」