ムリロ・コスタ(CDサンタ・クララ在籍時) 写真:Getty Images

 京都サンガ所属のブラジル人FWムリロ・コスタが、Jリーグの特徴を分析するとともに、日本で成功するための条件に言及。自身の去就にも触れている。

 かつて2020/21シーズンに日本代表MF久保建英(現レアル・ソシエダ)に替わるアタッカーとしてRCDマジョルカでプレーしたほか、2024年夏までポルトガル1部ジル・ヴィセンテでMF藤本寛也(元東京ヴェルディ所属)とチームメイトだったコスタ。同年8月に京都へ加入したが、来日1年目はJ1リーグ戦で途中出場7試合、スタメン出場ゼロと控え要員に。2025シーズンも開幕からJ1リーグ戦4試合つづけて出番がない。

 ブラジルメディア『VAVEL』で3月4日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は日本、ブラジルサッカー等についてこう語ったという。

 「ブラジルのサッカーはプレー強度の高さ、ピッチの質という点でスペインやポルトガルの比較対象になっている。ここ数年、スペインやポルトガルでブラジル人指導者が力を発揮しているし、それがブラジル人選手をさらに奮い立たせている。ブラジルサッカーのクオリティーは常に世界一だけど、選手は海外で成長している。Jリーグは競争力がかなり高い。常に7、8クラブに優勝の可能性があるという点で、ブラジルのリーグと似ている。日本人選手はとても献身的だし、プレー強度の高さは今まで見たことがないものだ。とても魅力的なリーグだよ」

 「日本は素晴らしい国だね。Jリーグは非常に組織立っているし、すべてを完璧に保とうとしているからこそ、アジアの主要リーグの1つなんだ。ただJリーグでプレーする上での難しさは、夏冬の気候が極端に厳しいことだ」

 「それに日本人選手はプレー強度が高く、試合にかける熱量もすごい。そうしたことにも適用する必要がある。正直なところ、シーズン途中でやって来たから大変だった。この国でプレーするには、最高のコンディションでなければならない」