ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

 元日本代表DF酒井高徳ら怪我人を多く抱えるなか、3月3日にCDサンタ・クララからMFグスタボ・クリスマンを期限付き移籍で獲得すると公式発表したヴィッセル神戸。5日開催のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16・1stレグで光州FC(韓国1部)と対戦するが、対戦相手の指揮官は以前、神戸の長所を分析。比較対象にACLE参戦クラブの川崎フロンターレ、横浜F・マリノスを挙げていた。

 神戸はACLE東地区リーグステージを5勝1分2敗で終了。3位通過によりラウンド16でブリーラム・ユナイテッドと対戦するとみられていた。しかし、山東泰山(中国1部)が最終節の蔚山HD戦を前に突如大会から撤退すると、山東が関わる試合の結果はすべて無効となり、神戸の勝ち点は16から13に。順位も5位となり、ラウンド16での対戦相手も光州FCに変更された。

 その光州FCは、ACLEリーグステージで横浜FMを7-3で下したほか、川崎にも1-0で勝利。Jリーグ勢相手に結果を残しているだけに、神戸にとって厳しい対戦相手であることは間違いない。

 韓国メディア『スポーツG』によると、光州FCのイ・ジョンヒョ監督は2024年11月4日、ACLEリーグステージ第4節・神戸戦前の会見で「彼らはパワーで相手を抑える。技術的な面も優れているが、フィジカルの能力も高い。ロングボールで優位に立とうとする。そのような点で、川崎や横浜FMとは違う」と、対戦相手のストロングポイントを分析していた。

 また韓国サッカーを専門に扱う『コリアン・フットボールニュース』が2025年2月18日に伝えたところによると、指揮官は神戸のスタイルに再び言及。「フィジカルとダイレクトなサッカースタイルに重きを置いている」とした上で、「川崎はハイプレスとビルドアッププレーが印象的だった。横浜FMは両方の長所を兼ね備えている」などと、日本勢と対戦した後の感想を述べたという。