
ヴィッセル神戸は元日本代表DF酒井高徳ら怪我人を多く抱えるなか、3月3日にCDサンタ・クララからMFグスタボ・クリスマンを期限付き移籍で獲得すると公式発表。ポルトガル国内メディアが契約内容を報じている。
現在25歳の同選手は、およそ7年にわたりポルトガル国内でプレー。2022/23シーズンにポルティモネンセで日本代表GK中村航輔らとチームメイトだったほか、2023/24シーズンはCDサンタ・クララの中心選手として活躍。公式戦38試合でプレーするなど、クラブの1部昇格に大きく貢献した後、完全移籍移行により残留していた。
2024/25シーズンはポルトガル1部リーグ戦9試合のスタメン出場で3アシストをマークしていたクリスマンだが、3月はじめに神戸への期限付き移籍が正式決定。本人は神戸公式サイトを通じて以下のようなコメントを残している。
「この度、ヴィッセル神戸に加入することになりましたグスタボ クリスマンです。ヴィッセル神戸のユニフォームを着られることを大変うれしく思います。この素晴らしいクラブの一員としてプレイできることに感謝し、早くチームに貢献できるように努力してまいります。ファン、サポーターのみなさん、どうぞよろしくお願いします」
そのクリスマンの契約内容について、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は「神戸とサンタ・クララは、2027年6月までサンタ・クララとの契約を残しているブラジル人MFの移籍を公式発表している。期間は2025年12月までであり、神戸には買い取りオプションがある」と報じている。
なお神戸の補強を巡っては、3月1日に行われた明治安田J1リーグ第4節アビスパ福岡の試合後、一部のスポンサー関係者がXで「補強あるみたいですよ(ブラジル国旗の絵文字)もう少し待ちましょう。待ってられへんけど(大声)」と投稿。ブラジル人選手獲得の可能性を予想する声が挙がった一方で、「オフィシャルパートナー企業がなぜ内部情報を漏らすのか」「コンプライアンス的にアウト」など、当該関係者に対する厳しい意見も相次いでいた。