アメリカ国防総省の内部メールが情報公開請求(FOIA)によって開示され、未確認航空現象(UAP)に関する驚くべきやり取りが明らかになった。話題となっているのは、「海から浮上する三角形のUFO」が写されたとされる写真についての議論だ。

 この件は、2020年12月に報道された「極めて鮮明なUFO画像」をめぐるもので、F/A-18戦闘機のパイロットが2019年に撮影したとされる。写真には、角が丸みを帯びた巨大な三角形の飛行物体と、その各辺に白い球状の光が確認できたという。

UFO写真は実在するのか? 内部メールのやり取りが明かす真実

 この写真の存在については、国防総省内でのメールのやり取りが確認されている。メールの中には、「この写真は現在進行中の調査の一部であるため、公開は見送られる可能性が高い」との発言も含まれていた。

 しかし、元UAP調査部門(UAPTF)のディレクターであるジョン・“ジェイ”・ストラットン氏は、最近のインタビューで驚きの発言をしている。彼は「F/A-18のパイロットから海中から浮上する三角形のUFOの写真を受け取ったことはない」と明言したのだ。つまり、この写真の存在自体が誤解や情報の混乱によるものだった可能性が高い。