
プレミアリーグ、マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが、出場機会の減少と60%の減俸を受け入れ、クラブに残留する可能性が高いことが先週末に海外メディアで報じられた。契約満了が迫りサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)やメジャーリーグサッカー(MLS)からの高額オファーも噂される中、デ・ブライネはシティにとどまる意向を示しているようだ。
その中、イギリスメディア『ミラー』は、デ・ブライネがシティ残留を希望する背景には、2026年のFIFAワールドカップ(W杯)を見据えた計画があると報じている。欧州のトップレベルでプレーを続けることが、代表での競争力を維持し、W杯に向けた最適な準備になると考えているようだ。
クラブ側も短期契約の延長を検討しており、現在の週給37万5,000ポンド(約7,000万円)から60%減額の週給15万ポンド(約2,853万円)+ボーナスという条件を提示する見込みのようだ。1月の時点でデ・ブライネは「クラブとはまだ話していないが、いずれ何か決まる」と語っており、今後の展開が注目がされている。
2015年にブンデスリーガのヴォルフスブルクからシティに加入したデ・ブライネは、シティの黄金期を支え、6度のプレミアリーグ制覇をはじめ数々のタイトルを獲得してきた。しかし、6月に34歳を迎える彼は今2024/25シーズンも負傷に苦しみ、契約延長については未だ合意に至っていない。
シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も去就について問われるたびに、デ・ブライネがクラブの歴史に残る選手の1人であると評価しつつ、来2025/26シーズンに所属するかは不透明だと語っている。