
サンフレッチェ広島は3月2日に行われた明治安田J1リーグ第4節で横浜FCに1-0で勝利も、MFトルガイ・アルスランが負傷。試合後、ミヒャエル・スキッベ監督は松尾喜文コーチの通訳を介して、アクチュアルプレーイングタイム(APT)の増加等を目的としたファウルの判定基準に関するJリーグの方針を批判したが、一部の指揮官の発言内容にも注目が集まっている。
同監督は試合後、インターネット動画配信サービス『DAZN』のフラッシュインタビューで、Jリーグのファウル基準に言及。松尾コーチは、指揮官のコメントを受けてこう述べている。
「今シーズンの審判のやり方について苦言を申したいと思う。シーズンが始まる前に協会、Jリーグから『プレイングタイムを伸ばす』ということで、『審判はファウルを流す傾向にある』ということを話されたが、まあそこは…なんて言うんですかね…あの…えー、うまくいっていないと思っている」
「日本のサッカーがこれだけ良くなっていって、これだけハードになっていく、当たりも強くなっていく中で、審判がそのような流れになっていることは非常に残念」
「まあそこは…なんて言うんですかね…あの…えー」などと、松尾コーチが翻訳に時間を要するシーンも見受けられたが、一部分のコメントでchatGPTを使うと、以下のように翻訳されている。
「審判は協会やリーグから試合を流すよう求められているが、それは大惨事だ。彼らはもうほとんど笛を吹かず、特に個人的なペナルティも与えないからね」
ネット上では、この翻訳内容が拡散しているほか、松尾コーチの様子を受けて「松尾コーチも激怒するスキッベ監督の声をいかにマイルドに翻訳するか苦心していたと思う」「松尾コーチも耐え難い思いだったんだろうな」「松尾コーチご苦労様」など、同コーチを思いやるコメントが寄せられている。ドイツ人指揮官の発言内容をJリーグがどれだけ真剣に受け止めるのか、ファン・サポーターの注目が集まる。