北海道コンサドーレ札幌 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は3月2日に行われた明治安田J2リーグ第3節で、レノファ山口に0-2で敗北。岩政大樹新監督体制のもと、開幕3連敗という最悪のスタートを切ったが、同クラブOBからはミハイロ・ペトロヴィッチ前監督の影響を指摘する声が。三上大勝代表取締役GMによる判断にも厳しい目を向けている。

 四方田修平、ペトロヴィッチ監督のもと、8シーズンにわたりJ1の舞台でシーズンを戦ってきた札幌だが、2024シーズンにJ2降格。ペトロヴィッチの後任として、ポゼッションスタイルを掲げる元鹿島アントラーズ指揮官の岩政氏を招へいしたものの、3試合で無得点、失点7と、攻守両面で課題を抱えている状況だ。

 そんな札幌の戦いぶりには、ファン・サポーターのみならずジェイ・ボスロイド氏も関心を寄せている模様。2017年7月から4年半にわたり札幌に在籍していた同氏は山口戦後、Xで「J1のスカッドを擁するチームとして、これは非常にまずいスタートだ。時には、前シーズンの余波が今シーズンに波及することもある」と指摘した上で、「三上はミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)に対して辛抱強すぎたと思う。ミシャから問題が始まったからね」などと私見を述べた。

 また同氏は一部の札幌サポーターから好意的なコメントが寄せられると、「私はいつも北海道の人々を愛している、もちろん僕のクラブ札幌も」と反応。退団後も変わらない古巣愛を強調している。

 守備戦術の蔑ろにしているとして、以前からペトロヴィッチ前監督の手腕を批判していたジェイ氏。岩政監督体制のもとでも攻撃的なスタイルを継続していることを前向きには捉えていないようだ。