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J2リーグの藤枝MYFCは2月28日、トップチームの選手やスタッフ25人が2月26日から27日にかけて下痢や嘔吐などの食中毒の症状を訴えたと発表した。
しかし、3月1日のJ2第3節ブラウブリッツ秋田戦は、藤枝総合運動公園サッカー場で予定どおり開催され、ベストメンバーが揃わない状況にも関わらず藤枝が2-1で勝利を収めた。
藤枝の食中毒の状況を受けて、試合前にはサポーターから「試合が出来ると言っても戦力的に公平ではない気がする」といった意見が飛び交っていた。また、Jリーグ規約では体調不良で延期となると敗戦扱いになること、藤枝のスポンサーが株式会社静環検査センターであることなどの指摘も。
しかし、試合終了後には、満身創痍の藤枝に負けた秋田サポーターから「藤枝以上に秋田が既に満身創痍」「こっちがショック中毒です」など、危機感を感じるコメントが溢れる結果となった。
秋田にとっては痛恨の敗戦となり、今2025シーズン未勝利ともあってサポーターの間には早くも危機感が広がっている。一方、藤枝は満身創痍の中で勝利を掴み、チームの底力を示した。シーズンは始まったばかりだが、この1戦が両チームに与えた影響は点差以上に大きいかもしれない。