著者は、「真面目に生きていると、変なマインドが刷り込まれている。そのような時には『ただただ、手放せばいいのです』と言います。手放すことでひとり静かな時間を味わうのです。

世界の潮流はデジタルデトックス

現在、SNSが子供の「健康」に悪影響を与えるとして、規制する動きが出てきています。これはデジタルデトックスの時期が来ていることを意味しています。

米国のフロリダ州では14歳以下のSNS利用を規制する法律が成立しました。14歳から15歳までの子女がSNSアカウントを作成する場合は親の許可が必要となります。日本でも子供の健康がSNSによって損なわれるという懸念が強まっています。

デジタルデトックスの流れは有益です。スマホやSNSから解放されることで、私たちはもっと質の高いコミュニケーションやリラックスした時間を過ごすことができます。島での著者の体験が示すように、たまには電波のない環境に身を置き、自分自身と向き合う時間を持つことで、心身のリフレッシュが図れます。

現代の喧騒から離れ、自然とともに過ごす贅沢なひとときを味わってみてください。それが私たちの日常生活における新たな「健康」の一歩となることでしょう。たまにはスマホから離れた生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)