
ブラジル2部コリチーバ所属の元U17ブラジル代表MFアンドレイには、以前からセレッソ大阪などJリーグクラブからの関心が報じられていた。一部では2025年のJリーグ移籍が実現する可能性も取り沙汰されたが、ブラジル国内移籍が決定的だという。
現在26歳の同選手は、身長175cmで右利きの守備的ミッドフィルダー。ヴァスコ・ダ・ガマ在籍時の2021年6月にC大阪とトルコ国内クラブからのオファーが報じられた後、同シーズン終了後にヴァスコ・ダ・ガマからコリチーバへ移籍。2022シーズンに膝の靱帯断裂により長期離脱を余儀なくされると、復帰後は出場機会を確保できず。セアラーSCへ期限付き移籍した2024シーズンもブラジル2部リーグ戦でスタメン出場ゼロ、途中出場11試合に終わった。
2024シーズン限りでセアラーSCを期限付き移籍期間満了により退団したアンドレイの去就を巡っては、2025年1月に「コリチーバで今季構想外」と報じられると、Jリーグの情報を専門に扱う海外アカウント『Jリーグ・インサイダー』は1月16日にJリーグ移籍の可能性をリポート。「アンドレイ本人もJリーグでのプレーに前向き」と伝えていたが、1カ月以上にわたり音沙汰が無かった。
そんななか、ブラジルの移籍市場に詳しいヴェネ・カサグランデ記者は2月28日に「彼はコリチーバとの契約解除。アスレティック・クラブと1年契約でサインを交わす予定だ」と報道。これまで再三にわたりJリーグ挑戦が噂されたアンドレイだが、またしても日本行きは幻に終わったとみられる。
なおアスレティック・クラブは2023シーズンに3部昇格を果たすと、2024シーズンは3部リーグを2位で終了。上位8クラブによるプレーオフでも首位で終え、2年連続の昇格を成し遂げている。