
パリ五輪U23日本代表MF荒木遼太郎はFC東京への期限付き移籍を経て、2025シーズンから鹿島アントラーズに復帰。3月1日の古巣対戦(明治安田J1リーグ第4節)を前に、両クラブの違いについて語っている。
荒木は2023シーズン終了後に鹿島からFC東京へ期限付き移籍。2024シーズンは開幕から第6節の浦和レッズ戦までに5ゴールを挙げるなど好スタートを切ると、その後はAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選や五輪本大会など、U23日本代表の一員として国際舞台で活躍。1年で鹿島へ復帰すると、2025シーズンは開幕節の湘南ベルマーレ戦でスタメン出場。ただその後は2試合つづけて出番がない。
『リクシルスポーツ』の公式YouTubeチャンネルで2月28日に公開された動画では、プロ6年目を迎えたGK山田大樹、MF松村優太、荒木が対談。話題が荒木のFC東京移籍に及ぶと、同選手はFC東京と鹿島の違いについてこう語っている。
「鹿島は(クラブハウスや練習場など)全部集まっている。スタジアムも近いし、怪我してクリニックに行くのも近い。でもあっち(FC東京)は結構遠かった。試合前は30分以上かけて、(味の素スタジアムまで)クラブハウスからバスで行っていた。その辺りはちょっとしんどかった。渋滞あるし」
また同選手は「45~50分くらいかけて練習に行っていた。すごく遠かった。(自宅から練習場まで)距離自体はそんなにないけど…」と、FC東京在籍時の日々のルーティンに言及。すると、一時鹿島から東京ヴェルディへ期限付き移籍していた松村が「普通なら15分くらいで着くけど、朝から渋滞する」と補足する。
さらに荒木は、鹿島の環境について「サッカーとゴルフしかできないと感じた。東京ならば、すぐ色々な場所に行ける。買い物もそうだけど、ここから東京に行くのがちょっとしんどく感じた」とコメント。県立カシマサッカースタジアムから東京駅まで高速バスで2時間要するだけに、都内へのアクセスのしづらさを感じているようだ。