三浦颯太 写真:Getty Images

 長谷部茂利新監督のもと、好スタートを切っている川崎フロンターレ。MF脇坂泰斗、FW山田新ら攻撃陣が好調であるが、3月1日の明治安田J1リーグ第4節の京都サンガ戦を前に、DF三浦颯太の日本代表招集論が噴出。FIFAワールドカップ北中米大会出場権獲得をかけた一戦でピッチに立つかもしれない。

 現在24歳の三浦は、2023年12月にヴァンフォーレ甲府から川崎へ完全移籍したほか、2024年1月1日のタイ戦でA代表デビュー。川崎では2024シーズンのJ1リーグ戦20試合の出場で1ゴール4アシストをマークも、日本代表への招集はタイ戦以降なかった。

 それでも2025シーズンは開幕から3試合つづけて左サイドバックでスタメン出場。開幕節の名古屋グランパス戦で2アシストを挙げると、その後の柏レイソル戦、アビスパ福岡戦でもアシストをマーク。攻撃面で存在感を発揮しているだけに、ファン・サポーターからも同選手の爆発を期待する声が挙がっている。

 それだけにJリーグの情報に詳しいブラジル人のチアゴ・ボンテンポ記者も、三浦のパフォーマンスに関心を寄せている模様。日本代表の現状に関する指摘も含めて、京都戦当日にXでこう綴っている。

 「今年の川崎で、最も印象に残っている選手は三浦だ。彼は(相手選手との)駆け引きに強く、パスとクロスの精度が高い。(2025シーズンのJ1リーグで)第1節から3節まで全試合でアシストをマークしている。今の日本サッカーに欠けているポジションなので、次の日本代表メンバーに入ってほしい」

 なお日本代表の左サイドバックでは、DF長友佑都(FC東京)やDF中山雄太(町田ゼルビア)らが招集されていた一方で、センターバックを本職とするDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)らが同ポジションでプレーするケースも。森保一監督は北中米W杯アジア最終予選で3バックシステムを重用しているが、果たして三浦が日本代表指揮官の目に留まることはあるのだろうか。