
2月24日にプレミアリーグのリバプールがマンチェスター・シティを破った試合(2-0)で、リバプールのFWモハメド・サラーやMFドミニク・ソボスライが称賛を浴びたが、この勝利の裏には目立たないながらも極めて重要な役割を果たしたMF遠藤航の存在があった。
遠藤はこの試合で17分間の出場ながら、デュエル4回中2回に勝利し、1回のクリアを記録。守備的な役割を担う選手として、短時間でチームに安定をもたらした。リバプールに特化したメディア『Empire of the Kop』は「リバプールがリードを守る上で、遠藤のような存在は欠かせない」と評価している。
この傾向はシティ戦に限ったものではなく、19日のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦(2-1)でも、遠藤は19分間の出場でデュエル5回中3回に勝利。また、27日のニューカッスル・ユナイテッド戦(2-0)でも残り13分で投入されると、パス成功率100%、インターセプト1回、クリア1回を記録し、試合を締めくくる重要な役割を果たした。
今2024/25シーズンの開幕前には頻繁に放出候補と伝えられてきた遠藤だが「もし、遠藤がアンフィールドでのプレーに満足しているのであれば、クラブが彼の退団を検討する理由はない。現在の契約は2027年夏まで結ばれており、今後もチームにとって重要な存在であり続けるだろう」と、手のひらを返したような見解をリバプールファンに人気のメディア『Live4Liverpool.com』は示した。
リバプールではサラーのようなスターが見出しを飾ることが多いが、タイトル争いの中で重要なのは遠藤のような選手だ。彼の泥臭いプレーは試合終盤に安定感をもたらし、クラブが今シーズン数々のタイトル獲得を目指す上で鍵となる存在なのは間違いないだろう。