
ブラジル人MFジャジャ・シルバは、2024シーズン限りでサガン鳥栖を期限付き移籍期間満了により退団。レンタル元のFC東京からブラジル4部AAポルトゥゲーサへ完全移籍したものの、わずか6週間で所属クラブを変える見込みだという。
2025年1月17日にFC東京からポルトゥゲーサへの完全移籍が正式決定したシルバ。ブラジルメディア『ge』は20日、同選手の母国復帰について「彼はFC東京との契約解除を待っていた」とした上で、23日のパラナ州選手権ポンチ・プレッタ戦でメンバー入りの可能性を伝えていた。
そのポルトゥゲーサでは、パラナ州選手権8試合のスタメン出場で3ゴール1アシストをマーク。右ウイングで定位置を確保していたが、このパラナ州選手権での活躍が評価され、ステップアップ移籍を果たしたという。
『ge』は2月27日に「ゴイアスはシルバとの契約で合意。選手本人は2月26日のホームゲームでスタンド席からチームの勝利を見届けた」とリポート。年俸や契約年数など契約内容は報じていないものの、近日中に公式発表が行われるという。
現在26歳のシルバは、2023年7月にUAE1部アル・ナスルSCからFC東京へ完全移籍。来日1年目にJ1リーグ8試合でプレーすると、2024シーズンはリーグ戦17試合に出場もノーゴール。ただシーズン途中で鳥栖へ期限付き移籍すると、鳥栖でもリーグ戦7試合の出場で無得点という結果に終わった。
日本では不本意な成績に終わったものの、母国復帰後に本来のパフォーマンスを発揮しているシルバ。リーグ戦開幕前に、ブラジル4部から2部への個人昇格を果たす見込みだ。