アルダ・ギュレル 写真:Getty Images

 レアル・マドリード(スペイン1部)に所属するトルコ代表MFアルダ・ギュレル(20)は、今後も出場機会が増えなければ今夏に退団する可能性もあるようだ。

 2019年にフェネルバフチェの下部組織に加わったギュレルは、2021年にトップチームデビューを果たすと、昨夏にマドリードへ移籍。卓越したボールコントロールと高水準な左足のキックを武器に今季はここまで公式戦28試合で3ゴール5アシストを記録している。

 そのギュレルは出場機会に恵まれていないなかで、26日に行われたコパ・デル・レイ準決勝1stレグのコパ・デル・レイ戦にスタメン出場。公式戦5試合ぶりの出場となったなかで、84分にピッチを後にしたが、アピールに成功したとは言い難いプレーだった。

 スペイン『レレボ』によれば、ブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールやフランス代表FWキリアン・ムバッペが在籍する前線でポジション争いをしているギュレルはプレーすることを望んでおり、控えの役割が来季も続けば今夏の退団を考慮しているとのこと。他のクラブで経験を積み、レンタルバックすることを検討していないようだ。

 なお、アンチェロッティ監督は「疑問がある人は誰でも私のオフィスに着ればいい。ギュレルの件について読んだが、その件はここには届いてはいない。それは彼と全ての若い選手のためのプロセスだ。ロドリゴやヴィニシウス、バルベルでの時も同じことが起きた。世界最高のチームに加わるのは時間が必要だ」と述べている。