たとえば、あなたがある交流会である人に会ったとしましょう。その人は、どこかであなたを見るたびに何かを買ってくれといってきたとします。さらに2回目に会ったときも、3回目に会ったときも、毎回セミナーに参加してくれ、業務の依頼が欲しいといわれれば、誰でもうんざりしてしまいます。このような場合は、リアルな人間関係に当てはめればすぐにわかるのですが、メルマガではついつい毎回売り込んでしまう人が多いのです。それによって、読者は離れていってしまうのです。
あくまで「情報提供ツール」としてお客様の役に立つ情報を送ろう
では、どのようなメールマガジンを送ればよいのかといえば、それは「お客様の役に立つ情報」です。士業のお客様は「経営者・起業家」が主なお客様になります。ですから、経営に役立つ情報を送る必要があるのです。
たとえば、税理士であれば節税に関することや税務調査の対応方法があります。社労士なら助成金や人事労務の問題点など、経営者にとってメリットがある情報を出していく必要があります。こうした情報を無料で提供することによって、あなたのことを信頼してくれるようになるのです。
私自身メールマガジンを20年ほど配信していますが、基本的にはマーケティングや経営に関することを書き、読者の皆様のお役に立てるような内容にしています。こういった内容にすることによって、喜びの感想などもいただけるようになりますし、何よりセミナーの集客や業務の問い合わせが増えます。つまり、売りたければ売り込まないメルマガを出すことが重要なのです。
メルマガは「読者を自分で増やす」必要がある
そして、読者は自分で増やしていかなければなりません。メルマガが流行していた時期はただメルマガを発行するだけで読者が増えましたが、今ではそのような甘い話はありません。自分自身でメルマガ読者を増やしていく必要があります。主な増やし方は次のとおりです。