このほど、米テキサス州のビッグ・ベンド国立公園で、新種の植物が発見されました。
ツノのように伸びた花と白い毛で覆われた不思議な姿から、通称「毛むくじゃらの悪魔(woolly devil)」と呼ばれています。
研究を主導したカリフォルニア科学アカデミー(CAS)の研究者によると、この植物は新種なだけでなく、新属でもあったとのことです。
研究の詳細は2025年2月18日付で科学雑誌『PhytoKeys』に掲載されています。
目次
- 毛むくじゃらの新種植物を発見
- 新属の発見は50年ぶりの快挙!正確な生息地は秘密
毛むくじゃらの新種植物を発見
発見のきっかけは2024年3月2日、ビッグ・ベンド国立公園の科学管理部門に所属するデブラ・マンリー(Debra Manley)氏がフィールドワーク中に撮影した一枚の写真でした。
彼女は自然観察アプリ「iNaturalist」にこの不思議な姿をした植物の写真を投稿。
その後、画像に興味を持った研究者たちが現地調査を行い、この植物が未発見の新種であることを確認したのです。
実際の姿がこちら。

この新種の植物の学名は「オヴィクラ・ビラディアータ(Ovicula biradiata)」と命名されました。
ラテン語で「羊(Ovis)」を意味する言葉と「二つの放射状の花(biradiata)」を意味する言葉を組み合わせた名前です。
これは同公園に生息する大きなツノを持った羊「ビッグホーン」に由来しています。
また全身が羊のような白い毛に覆われていることも関係しており、研究者たちは本種の愛称として「毛むくじゃらの悪魔」と呼んでいます。
ビッグホーンの写真はこちら。

またこの植物は新種であるだけに留まりませんでした。