音楽や絵画に興味すらなかったのに、ある日突然、周囲をあっと驚かすような才能に目覚めた人々が存在する。米コロラド州出身のデレク・アマート氏もそんな天才の1人だ。

 2006年10月27日、当時40歳だったアマート氏はスイミングプールの底に頭を強く打ち付ける事故に遭った。アマート氏の脳は深刻なダメージを受け、聴力障害や記憶障害に見舞われた。しかし、その数日後、アマート氏は突然ピアノの前に座り、深夜までオリジナル曲を演奏し始めたというのだ。それまでアマート氏はピアノを演奏したことが1度もなかったにも関わらずである。

アマート氏によると、事故以来目を閉じると音譜の流れを意味する白黒の物体が左から右へと流れるようになったという。退院後に何も知らない母に向けてピアノを弾いて見せた時、母親は驚きと感動で涙を流してしまったそうだ。アマート氏は自分に突然開花した才能を「神様からのちょっと早い誕生日プレゼント」だと考えているという。

 脳への外傷によって、驚異的な記憶能力や数学や音楽など特定の分野で非常に優れた才能を示すサヴァン症候群を発症するケースは他にもある。

 28歳のあるイスラエル人男性はショッピングモールでたまたまピアノを見かけて弾きたくなったという。ピアノの前に座った彼は、レッスンなど受けていないのに、プロのようにポピュラー音楽を弾くことができた。当人曰く、和音など複雑な音楽の理論が突如として理解できるようになっていて、知っている曲をピアノで演奏する能力があることに気付いたそうだ。

 また、1994年当時42歳だった整形外科医のアンソニー・チコリアは、公衆電話で会話中に雷にうたれたことがきっかで音楽的なサヴァン症候群を獲得した。脳に外傷はなく他の後遺症もなかったが、退院から数日後にクラシック音楽のピアノ演奏に対する抑えられない欲求が彼を襲ったという。すぐにピアノを購入し、どこからともなく脳に現れるとめどない音楽を演奏し続けたそうだ。その才能は時間が経っても失われず、2007年には自身で作曲したピアノ曲をリリースし、現在も音楽家として活躍している。

 以前トカナでもお伝えしたように、音楽に限らず絵画や数学などの分野で「突然の天才」になった人は他にも存在する。米国の精神科医ダロルド・トレファート氏の調査によると、普通の人が突然の天才になる平均年齢は47.2歳だったそうだ。ある日突然あなたにも、超人的な才能が開花する日が来るかもしれない。

提供元・TOCANA

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