たとえば昨今、生成AIがもてはやされているが、こうしたトレンドに対しても「学ぶのが面倒くさい」「今まで通りで十分」といいつつも、「これだけ騒いでいるのだから、本当はやった方がいいんだろうな」と頭の片隅でメモリを食い続けてパフォーマンスが落ち続けるのだ。

一方で仕事が早い人は毎日決断する。昨日まで「白」と言っていても、環境変化が起きたことを素早く自己認識する仕組みを持っていて、「状況が変わったので今日からは”黒”で」と素早く切り替える。判断が早いので停滞することがなく、新しい施策もドンドン取り入れて生産性が高まる一方である。

筆者は現在、新しい取引先から新しい仕事を頂いているが、日々切り替えの連続である。Aの認識で取り組んでいたら「こういう事情があってBに変わることになりました」と言われたら、即日でBに切り替える。Aの成果物を無駄なく流用しよう、などとは考えない。スパッと切り替えてAを丸ごと捨ててBで進むと割り切ってしまう。そうすることで結果が出るまで早くなるのだ。

集中に入るのが早い

ビジネスをする上で「集中する」というのは非常に重要な要素である。

仕事が遅い人は集中するのがとにかく遅いという特徴がある。サラリーマン時代でも月曜日は丸一日だるそうに仕事をし、火曜日の定時後からようやくエンジンがかかる、みたいな人はどこの会社でもいるはずだ。その間、お茶を汲んだり、歩き回ったりととにかく集中モードに入るのが遅いのだ。

一方で仕事が早い人は集中モードに入るのがとてつもなく早い。「じゃあこれで進めましょう」と決まったら、そのまま成果物の制作に手を付けて当日中に「ざっくりこの方向性でどうでしょうか?」とクライアントにプロトタイプを投げるイメージだ。

なぜ彼らは集中に入るのが早いのか?これは徹底した環境整備である。とにかく集中できる環境をこだわって作っている。集中する時間枠、静かな環境、優先順位付けされたスケジュール、そして気を散らす要素の徹底排除などである。