【本日の市ケ谷の噂】 陸上自衛隊の個人携行救急品は揃ったが、その場での即死を先に延ばす程度。圧縮ガーゼ包帯が無いため1箇所の銃創の止血も満足にできない。後送するための部隊用、車載用救急品はない。航空自衛隊は個人用救急品を三角巾からトラウマバンテージに更新した後に再び三角巾に戻したりしている。基準を三角巾を収納するポケットにしているためだ。海上自衛隊に至っては個人用救急品は皆無であり救命艇に載せられている救急箱か、映画「亡国のイージス」に出てくる巾着袋に入れられた艦艇備え付けの救急品のみ。
このような明確な方針も無く、継続した受注の見通しも立たないため国内の包帯材料メーカーは減るばかりで、全ての会社が新たに自衛隊用包帯材料を作ることはできない。台湾かベトナムでなければ必要な包帯材料を揃えることはできない、との噂。
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財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料 防衛 防衛(参考資料)
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料 防衛 防衛(参考資料)
編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2025年1月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください