キャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

 2025シーズンJ1リーグ第3節の試合が2月26日に各地で行われ、名古屋グランパスは味の素スタジアムに乗り込みFC東京と対戦したが、1-3で敗れた。3失点を許した名古屋は開幕戦に次ぐ2敗目。3試合を終えて勝利はなく勝ち点はわずか1、失点は早くも9でJ1最多、順位は19位と降格圏に沈んでいる。

 この状況にSNSやファンサイトでは長谷川健太監督に対する辞任を求める声も上がる中、怪我で戦線離脱中のGKシュミット・ダニエルとFWキャスパー・ユンカーを批判するコメントまで投稿される事態となった。

 「健太と共にJ2に沈むか、健太を切るか取り返しのつかない事になる前に、早く決めたほうが良いと思うよ」「ユンカーの2年前の活躍には2億の価値があったから、去年(2024)は仕方ないといえば仕方ないけど、今年も怪我スタートは流石に我慢出来ん。ダン(シュミット)もグランパスで何も成し遂げてない状態で、いきなり大怪我は古傷持ちとは言えガッカリでしょ、叩くなと言う方が無茶」「高年俸の選手の稼働率が低かったら欧米だとめっちゃ叩かれてるイメージあるわ。そこは日本との感性の違いだから欧米に合わせろとは言わないけど、叩く人がいてもおかしくはない」

 「チームの状態が悪い時に救世主とならなきゃいけないのがダンでありユンカーなわけよ、それくらいの期待を持って迎え入れられてるわけよ、それが試合にも出られなきゃ、恨み節の一つや二つも言いたくなるだろ」「ケガについてあーだこーだ言ってもしょうがないよ」「批判の的にシュミットとユンカー出してくる人出るだろうなと思ってたらやっぱりな」「監督の次は怪我人叩きまで出てきたか」

 チームの状態が悪化する中、高額年俸選手に対して期待が裏切られたと感じるファンの声は厳しい。しかし、怪我は選手自身が望んでいるものではなく、彼らにとっても苦しい状況であることに間違いない。名古屋がこの苦境を乗り越えるためには、選手・スタッフ・サポーターが一丸となり、早急に立て直しを図ることが求められる。