柏レイソル 写真提供:GettyImages

 2024シーズンまで柏レイソルでプレーしていたFW升掛友護は2025年2月14日、柏からブラジルのマリンガFCへ完全移籍。現地メディアのインタビューで、海外移籍に至るまでの過程を明かしている。

 現在21歳の同選手は、柏の下部組織出身。2022年にトップチーム昇格を果たすと、プロ1年目はJ1リーグ戦10試合、YBCルヴァンカップ6試合でプレーし、4ゴールをマークするも、2023シーズン以降は出場機会が限定。愛媛FCへの期限付き移籍を経て迎えた2024シーズンは、J1リーグで1試合の出場に終わった。

 初の海外移籍である升掛だが、2月16日開催のパラナ州選手権のオペラリオ戦で早速プレー。ブラジルメディア『GMC』で22日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手はこう語ったという。

 「ブラジルのサッカーを学ぶこと、自分のキャリアのタイミングが合ったことが、マリンガへ移籍した理由です。プロ1年目はネルシーニョ監督のもと良いプレーができていましたが、2,3年目は自分のやりたいプレーができなくなってしまいました。それもブラジルに来た理由のひとつです」

 「最初は日本でクラブを探していましたが、代理人がマリンガの情報を仕入れてくれたので、ブラジルでプレーしたいと思いました。僕の決断はかなり早かったと思います」

 一方、マリンガの幹部であるチアゴ・ヘイニス氏は、升掛の加入について「彼は我々のスタイルにフィットすると思った。かなり安価で獲得できたし、良いチャレンジだと思う。彼はとても勤勉であり、献身性をかねえ備えた真面目な選手。このクラブで温かく迎え入れられているし、愛されている」などと、ポジティブなコメントを残している。