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日本代表DF酒井宏樹(現オークランドFC)やフランス代表FWキリアン・エムバペ(現レアル・マドリード)の元チームメイトであるFWヴァレール・ジェルマンは、オーストラリア1部リーグ戦での判定に不満を抱いたことをきっかけに、マッカーサーFCを退団。報道によると、サンフレッチェ広島移籍が決定的だというが、同選手に関しては審判への侮辱行為等を理由に以前から否定的な意見が飛び交っている。
現在34歳のジェルマンは、かつてASモナコやニース、オリンピック・マルセイユ、モンペリエと、フランス国内クラブでプレー。2023年7月からマッカーサーFCに在籍していたが、2025年2月9日開催のウェスタン・ユナイテッド戦で、判定を不服として卑猥なジェスチャーで審判を侮辱。16日にはインスタグラムで「What a shame the referees」(残念な審判)と投稿し、猿の絵文字を添えていた。
AAP通信が17日に伝えたところによると、オーストラリアサッカー連盟(FFA)はジェルマンに2試合の出場停止が科していた模様。選手本人がFFAの聴聞会に出席する予定だったが、マッカーサーFCは一転してFFAの処分を受け入れ。選手サイドと話し合った末、契約解除で合意したほか、「彼は日本国内クラブからのオファーに応じる予定だ」と報じられていた。
またジェルマン本人が2月17日時点で、インスタグラムで広島のセハット・ウマルコーチと相互フォロー。ネット上で広島加入を予想する声が挙がっていたが、一部報道によると、近日中にも同クラブへの加入が正式決定するという。
ネット上では元U23フランス代表FWのJリーグ参戦、広島移籍の可能性を前向きに捉える声が多い一方で、「卑猥なジェスチャーで話題な人、このご時世に獲得するのか」「こんな下品な選手はいらない」「アジア人を下に見てそう」といった否定的なコメントも。マッカーサーFC時代の侮辱行為を気にするファン・サポーターも一定数存在している。