コール・パーマー 写真:Getty Images

 チェルシー(イングランド1部)は、27日に行われたプレミアリーグ第27節で日本代表DF菅原由勢を擁するサウサンプトン(同1部)と対戦。フランス代表MFクリストファー・エンクンクなどのゴールで4-0の大勝を収めた。

 リーグ戦3試合ぶりの勝利を手にしたチェルシーは暫定ながら来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権内の4位に浮上。しかし、イギリス『タイムズ』によれば、仮にチェルシーが来季のCL出場権を逃した場合、エースであるイングランド代表MFコール・パーマーの去就が騒がしくなる可能性があるという。

 この状況にチェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督は「まず、最終的にどう終わるのかを見極める必要がある。もし、トップ4に入らなかった場合はコールが満足するかどうかわかるだろう」と退団の可能性を仄めかしている。

 下部組織からプレーしたマンチェスター・シティ(イングランド1部)でプロキャリアをスタートさせたパーマーは、2023年夏にチェルシー入り。初年度からリーグ年間最優秀若手選手賞やイングランドの男子年間最優秀選手賞を受賞するなどブレイクを果たすと、今季もここまでプレミアリーグ27試合で14ゴール6アシストを記録している。

 なお、そのパーマーは現在7試合連続で無得点の状況が続いているものの、マレスカ監督は「彼は人間。人間なら誰でも、悪い瞬間を経験する。彼は若いけど、ビッグクラブで時間を過ごしてきたから、偉大な選手たちがこのような瞬間を経験してきたことを彼は知っている」と擁護している。