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湘南ベルマーレ所属のブラジル人FWルキアンは、2月26日に行われた明治安田J1リーグ第3節の浦和レッズ戦で途中出場。浦和所属DFダニーロ・ボザに対する行為で物議を醸しているほか、公式戦の出場停止など処分を受ける可能性も指摘されている。
ファン・サポーターの間で話題になっているのは、湘南が2-1とリードで迎えた84分のシーン。ルキアンが自陣でDFダニーロ・ボザと接触した後に足を押さえてピッチ上でうずくまると、試合は中断。ボザはボールに触れた直後、右足でルキアンの右足を踏む格好となっていた。
しばらくすると、ルキアンは右手振り上げるなど不満をあらわにしながら立ち上がると、ボザに強い口調で言葉をかけ、指を立てる。その後も両選手は言葉を交わしていた。
このルキアンの行為は、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像を一部切り取った画像により拡散。指を立てる行為でボザを侮辱していると解釈したファン・サポーター等からは「ルキアンの行為はダメ」「ルキアンには出場停止処分かな」「ルキアンは無期限入場禁止処分で」などの声が挙がっている。
また 大橋侑祐主審は両選手のやり取りをちょうど真後ろから見ていたものの、同選手に対してカードを提示していない。それだけに、ネット上では「ルキアンにレッドカードが出なかったのはなぜ?」「主審やVAR担当はAPTを伸ばすことを第一に考えすぎで、根本的なところを見落としているように感じる」「こんな目の前でVARも発動しない。ひどい」「アピアタウィア久は退場になったのに、ルキアンが退場じゃないのはおかしい」など、審判団への厳しい意見も相次いでいる。
試合中の相手選手に対する侮辱行為といえば、2023年9月30日に行われたJ1第29節のサガン鳥栖vs京都サンガが記憶に新しい。この一戦では、京都所属DFアピアタウィア久が後半アディッショナルタイム、中指を立てる行為により一発退場の処分を受けていた。