
アビスパ福岡は2月26日開催の明治安田J1リーグ第3節で、川崎フロンターレに1-2で敗北。2024シーズンまでチームを率いていた長谷部茂利監督の凱旋試合で開幕3連敗を喫しただけに、金明輝監督への批判が噴出。サガン鳥栖時代のパワーハラスメント(パワハラ)行為で物議を醸した指揮官の解任を求める声も湧き起こっている。
福岡は2月15日のJ1開幕節で柏レイソルに敗れると、22日の第2節でもアウェイでガンバ大阪に敗北。川崎戦では15分にFWナッシム・ベン・カリファのゴールで先制も、42分にFW家長昭博にゴールネットを揺らされ同点に。そして85分にFWエリソンに勝ち越しゴールを許すと、途中出場のイラン代表FWシャハブ・ザヘディらがゴールを決められず、勝ち点0という結果に。平日開催ということもあり、観客数も7106人にとどまった。
2024年12月の監督就任会見で、柳田伸明強化部長から「長谷部茂利前監督が築いたアグレッシブなスタイルを継続し、さらに進化させることができる指導者」「チームが一体となってボールに関わりながら、ゴールを目指すことができる」などと評された金新監督だが、ここまで勝利という結果は得られていない。
また長谷部新監督率いる川崎が、開幕から2勝1分と崔幸先いいスタートを切っているだけに、福岡対川崎の試合後にはネット上で「過去とか関係なく、金明輝監督は戦術仕込めない」「長谷部体制の5年間よりも選手の質は高いと思うが、これほどカオスで無実のサッカーできる金明輝とは…」といったコメントが。中には「金明輝監督は解任かな」「監督交代してほしい」「金明輝のサッカーが観たいのではなく、J1で戦い続けるアビスパを観たい」など、早くも金監督の解任を望む声も挙がっている。
なお金監督の就任を巡っては、福岡市に本社を置く食品製造メーカー『株式会社ふくや』の川原武浩代表取締役社長が、社外取締役という立場のもと、同監督の招へいに反対の立場を表明。クラブが元鳥栖指揮官を迎え入れたこともあり、ふくやをはじめ一部企業がスポンサー契約を終了している。