身長を伸ばすために、自らの骨を折る——そんな驚くべき手術を受けた男性が話題となっている。23歳のレオン(仮名)は、身長を192cmまで伸ばすために、極端な方法を選んだ。その過程をTikTokで公開し、視聴者の関心を集めている。

■ 身長を伸ばす「骨延長手術」とは

 レオンが選んだのは「骨延長手術(Limb Lengthening Surgery)」の一種で、特に「LON法(外部固定器を用いた骨延長術)」という手法が採用された。この手術では、大腿骨(太ももの骨)を意図的に骨折させ、金属製のピンやロッドを埋め込み、外部のネジを調整しながら徐々に骨を伸ばしていく。

 毎日ネジを少しずつ回すことで、1日に約1mmずつ骨が引き伸ばされ、自然に再生されるのを待つ。例えるなら、歯の矯正装置のようなものだが、対象は脚全体であり、伴う痛みは想像を絶するものだという。