BYDが日本導入モデルの電気自動車の第4弾で本年4月中旬の発売を予定する「シーライオン7」の専用サイトを開設。合わせて先行お披露目イベントを3会場で実施すると予告
中国のBYD(比亜迪)グループの日本法人であるBYD Autoジャパンは2025年2月17日、本年4月中旬の発売を予定する「シーライオン7(SEALION 7)」の専用サイトを開設。合わせて、発表前の先行お披露目イベントを3会場で実施すると発表した。

専用サイトでは、「EVか? SUVか? すべては技術で両立する」をテーマに掲げ、シーライオン7の内外装やボディサイズなど、車両スペックに関するさまざまな情報を公開。サイト内では、「走りか、使いやすさか。デザインか、信頼性か。このクルマは、欲しいものを、どちらも諦めない。海洋美学に基づいたデザイン。使いやすく華やかな空間。SUVでも低重心で圧倒的なEV性能。エンジニアリングの精神が、このクルマを生みだした。すべては技術で両立する」とコメントする。また、4月中旬の発表・発売までの間にさらなる最新情報を顧客が直接入手できるよう、専用の申込みフォームも併設した。



BYDの日本導入モデルの電気自動車として第4弾となる「シーライオン7」は、エレガントなクロスオーバーSUVスタイルに、数多くの先進機能と充実した装備を満載したことが特徴。車名のシーライオンは“アシカ(海獅)”を意味し、既存のドルフィン=イルカ(海豚)やシール=アザラシ(海豹)に続く海洋シリーズに位置している。
日本市場おける車種展開は、リアに最高出力230kW(308ps)/最大トルク380Nmを発生する永久磁石同期モーターおよびバッテリーマネジメントシステムなどを含む「8in1パワーシステムアッセンブリー」を搭載する後輪駆動モデルのシーライオン7と、前述のユニットに最高出力160kW(215ps)/最大トルク310Nmを発生するフロントのかご形三相誘導モーターを配した四輪駆動モデルのシーライオン7 AWDを設定。2車種ともに総電力量82.5kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー、高効率ヒートポンプシステムを搭載し、基本骨格には最新のe-Platform3.0を採用する。一充電走行距離はWLTCモードで後輪駆動モデルが590km、四輪駆動モデルが540kmを実現。また、0→100km/h加速は後輪駆動モデルが6.7秒、四輪駆動モデルが4.5秒を成し遂げた。
シャシーについては、前ダブルウィッシュボーン式/後マルチリンク式サスペンションとFSD (Frequency Selective Damping) ショックアブソーバーで構成するアドバンスドサスペンションシステムを採用して、優れた乗り心地とハンドリングを実現。シューズは後輪駆動モデルに19インチバイカラーアルミホイール+前235/50/後255/45R19タイヤを、四輪駆動モデルに20インチバイカラーアルミホイール+245/45R20タイヤを装着する。また、回生ブレーキシステムを組み込む制動機構は前後ともにベンチレーテッドディスクブレーキで構成し、フロントにはドリルドディスクを配備した。
エクステリアはクーペとSUVを流麗かつエレガントに融合した新進のクロスオーバースタイルを採用。リアに大きな開口部を有するハッチゲートを配し、荷室容量は後席使用時で500リットル、後席格納時で最大1789リットルを確保する。フロントフード下にも容量58リットルの荷室スペースを設置した。ボディサイズは全長4830×全幅1925×全高1620mm/ホイールベース2930mmに設定。車重は後輪駆動モデルが2230kg、四輪駆動モデルが2340kgに仕立てている。
内装に関しては、ロングホイールベースを活かした5名乗りの広いキャビン空間を創出したうえで、10.25インチフルTFT LCDメーターディスプレイおよびヘッドアップディスプレイや、電動回転式の15.6インチタッチスクリーンなどを配した先進のコクピットに、ヴィーガンレザーを多用した内装材、プレミアムキルティングナッパレザー表皮のシートなどを配備して、ラグジュアリーかつ快適性に富むインテリアを具現化する。ハンドル位置は右のみを用意する見込みだ。



先行お披露目イベントについては、3月15日~16日にEV:LIFE 2025 FUTAKOTAMAGAWA(二子玉川ライズイベントスペース)内にて、3月22日~23日にMOTOR SPORTS JAPAN 2025(横浜市 山下ふ頭)内にて、4月11日~13日にAUTOMOBILE COUNCIL 2025(幕張メッセ 国際展示場)内にて、実施する予定である。

提供元・CAR and DRIVER
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