2025年1月の海外ブランド輸入車新規登録台数(乗用車)は14,694台、前年同月(13,643台)に対し、107.7%と13カ月ぶりの増加。23年12月から1年ぶりの前年超えだ。一方、1月の国内ブランドの輸入乗用車販売は、7,311台、同261.1%。海外、国内ブランド合わせた輸入乗用車計では22,005台、前年同月比133.8%。

2025年1月の輸入車ランキングはホンダが首位。3カ月ぶりにメルセデス・ベンツを上回った。以下、フォルクスワーゲン、BMWと上位グループが続く。13カ月ぶりに前年超えとなった1月はほとんどの上位ブランドが前年を上回った。
スズキ・フロンクスは1,388台をセールス、4月以降ジムニーノマドが加わると?
5位にはスズキがフロンクス効果で上位ポジションを維持。4月にはインド生産のジムニーノマドの輸入・登録が加わる。ノマドの月間販売計画は1,200台。1,300~1500台を販売するフロンクスに加わればスズキの輸入は2,500台を超えるレベルとなり、ランキング上、BMWやフォルクスワーゲンと並ぶようなポジションになる可能性が高い。
ジムニーノマドは発売数日で5万台を受注、あまりの爆発的スタートで、現在販売店での注文は停止中だ。インド工場での増産が今後どのようになるか、またノマド登場が、フロンクスにどのような影響を与えるのか不明だが、4月以降、スズキは安定した販売台数を維持することになるだろう。
また、昨年末ティグアン、パサート、1月ゴルフシリーズ導入とニューモデルの投入が続くフォルクスワーゲンに注目。販売ボリュームが大きい決算期に向けて主要モデルが新型となり、輸入量の確保次第では大きく登録台数を伸ばす可能性も。



提供元・CAR and DRIVER
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