川島永嗣 写真:Getty Images

 1年でのJ1復帰を目指すJ2のジュビロ磐田は、2月22日に2025シーズンのリーグ第2節サガン鳥栖戦にホームで1-0で勝利し、10年ぶりに開幕2連勝を飾った。この試合でヒーローになったのは、欧州で長年活動してきた磐田の元日本代表GK川島永嗣だ。

 1-0でリードした試合終盤の87分、磐田は鳥栖にPKを与えてしまう。鳥栖のFWヴィキンタス・スリヴカがキッカーを担当したが、川島の威圧感に圧倒されたのかPK特有の緊張感に負けたのかは定かではないが余裕が感じられず、ゴール右隅を狙ったシュートは川島に吸い込まれるように止められてしまった。現在までにも数々の大事な場面でPKを止めてきた川島にはSNS上で称賛のコメントが寄せられた。

 「川島ほんまに何回PK止めるねん」「川島のPKストップ能力は未だ健在なのね。凄いの一言」「川島の顔を見ると魂が奮い立つ。日本代表時代もPK止めていた」「止めるだけでも凄いのに捕るっていう」「それにしても完璧にキャッチするなんて凄い」「弾かずキャッチはさすが」

 この試合の マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた川島は、試合後にPKのストップシーンについてクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

 「冷静に対応できましたし、そこで点を取られて引き分けで終わるか、勝ち点3を取れるのかでは大きな差があるので、そういった意味では自分の仕事ができて良かったと思います。自分が決めた方向に100%で飛ぼうと考えていたので、良い形で止められたことは良かったと思います」

 開幕3連勝を狙う磐田は、次節(3月1日)は敵地に乗り込みV・ファーレン長崎と戦う。次節以降も41歳の闘将川島にかかる期待は大きそうだ。