
今季のセリエAで首位に立つインテル(イタリア1部)は、近年の移籍市場で大型補強を敢行せず。その背景として、大金を投じることが難しかったり、クラブが若手選手獲得と育成に重点を置いたことが挙げられている。
イタリア『カルチョ・メルカート』によれば、インテルは複数選手が退団することでチームの給与総額が削減されると同時に若返りを図る模様。特に中盤の補強が焦点となり、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの後継者探しに動くようだ。
今季のセリエA24試合で1ゴール4アシストを記録しているムヒタリアンだが、現在は36歳とキャリア最終盤に差し掛かっている。イタリア代表MFダビデ・フラッテージの去就も不透明となっているなかで、インテルは複数選手をリストアップしているという。
その1人がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)でプレーするイングランド代表MFメイソン・マウントだという。2023年夏にチェルシー(イングランド1部)からユナイテッドに加わったマウントだが、負傷離脱を繰り返しており、今季もプレミアリーグの出場はわずか7試合でゴールもアシストも記録していない。
マウントの市場価値は3000万ユーロ(約46億9000万円)まで下落していることから、選手の代理人はすでに新たな移籍先を模索しているという。そのなかで、関心を示しているインテルは買取オプション付きのレンタルで獲得を希望しており、給与面が障壁になることから、ユナイテッドと給与負担の支援を求める方針だという。