このままでは終われない。奥平さんはキダイと小ダイを仕留める。私は試行錯誤しながら投入を繰り返していると待望のアタリが出た。ロッドが大きく海面に突っ込む。大きくアワセを入れると、完全にハリ掛かりしたのか強い突っ込みが連続した。慎重に巻き上げ続けるとやがてマダイが浮上、船長の差し出すネットに収まった。足元で横たわるマダイは64cm。美しいマダイだった。
熟成マダイ料理に舌鼓
終わりよければ全てよし。そんなこんなで沖上がり時間を迎えて納竿した

私の釣果はマダイ64cmと35cm、カサゴ38cm。奥平さんは大ザワラ1匹とマダイ3匹、キダイ1匹。本命のメダイは釣れず残念だった。

3日間ほど熟成させたマダイはにぎりずしやお刺し身などにしたが、どれもおいしかったのは言うまでもないだろう。メダイ釣りは再チャレンジしたい。

<週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年2月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。