※栂池自然園の晴れた時のイメージ(紅葉時期)<写真提供:長野県観光機構>

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。

中部山岳国立公園は新潟県・富山県・長野県・岐阜県の4県にまたがる北アルプスを中心とした山岳公園です。公園の特徴として『日本を代表する傑出した山岳景観。息を飲む山並みと渓谷美、そしてライチョウの世界に。』と紹介されています。 今回は2日間にわたって中部山岳国立公園の長野県小谷村の栂池自然園、そして長野県白馬村の八方尾根自然研究路をハイキングしてきました。タイトルに絶景ハイキングと付けたかったけど、雨は降らなかったものの2日間とも曇り空。楽しみにしていた白馬の山並みを見ることができなかったのが残念。それでもロープウェイやリフトを乗って着いたところはまさに「天空の楽園」なのだろうなぁと想像。また機会があれば行きたいと思っています。曇り空の下ですが、どのようなところなのかを紹介したいと思いますので、最後までぜひお付き合いください。

目次

  1. 中部山岳国立公園
  2. 栂池自然園
  3. 八方尾根自然研究路

中部山岳国立公園

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

中部山岳国立公園は、北アルプス一帯を占める我が国を代表する山岳公園です。昭和9(1934)年に誕生した最初の国立公園の一つです。白馬岳などを有する後立山連峰、剱岳・立山などを有する立山連峰、槍ヶ岳などを有する穂高連峰、最南部にそびえる乗鞍岳など標高3,000m級の山々で構成されています。大規模に切り立った岩壁、深く険しい渓谷、高山帯のお花畑やライチョウ、夏まで残る雪渓や氷河が削ったU字谷、火山がつくりだした湖や溶岩台地など、多彩な山岳景観を呈しており、訪れる登山者を魅了しています。また、上高地、立山の室堂、乗鞍岳の畳平などの登山口は、公共交通機関によりアクセスが良く、雄大な山岳景観や高山植物を楽しむことが出来ます。<環境省・中部山岳国立公園HPより引用>

栂池自然園

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)
【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

栂池自然園の魅力

ゴンドラとロープウェイを乗り継いて標高1,829mの栂池自然園の入口へ。標高1,900m~2,000mに広がる日本有数の高層湿原です。数百万年以上もの長い年月をかけ色彩豊かな花々や高山植物が咲く大自然の空間です。園内は一周約5.5kmの遊歩道と木道が整備され、最も奥に位置する展望湿原からは日本三大雪渓の「白馬大雪渓」が間近に望め、雄大な北アルプスの絶景が広がります。

栂池自然園のハイキングコース

・①1時間コース【約2.5km】:ビジターセンター~風穴~ワタスゲ湿原~楠川(折り返し)~ワタスゲ湿原~ミズバショウ湿原~ビジターセンター
・②2時間コース【約4.0km】:ビジターセンター~風穴~ワタスゲ湿原~楠川~浮島湿原(折り返し)~楠川~ワタスゲ湿原~ミズバショウ湿原~ビジターセンター
・⓷3時間30分コース【約5.5km】:ビジターセンター~風穴~ワタスゲ湿原~楠川~浮島湿原~展望湿原~モウセン池~銀命水~浮島湿原~楠川~ワタスゲ湿原~ミズバショウ湿原~ビジターセンター

栂池自然園ハイキング概要

・登山日:2024年10月5日
・天候:曇り
・最高地点:2,010m
・登山ルート:⓷3時間30分コース:ロープウェイ自然園駅から展望湿原への周回コース(時計回り)
・距離:約5.5km
・標高差:約181m
・所要時間:約3時間30分(休憩なしの場合)

※僕は休憩時間を含め2時間43分でした。(かなり早いペースでした)
・難易度(無冠雪期):初級者向け

登山道の特徴と注意点

・ハイキング初級者向けのコースですが、展望湿原まで行くのであれば装備はしっかり準備してください。
・登山道は整備されていますが一部急登があります。
・大部分が木道です。雨天時は滑りやすくなります。
・植生保護のため、木道から下りないようにしましょう。
・弁当など飲食できる休憩スペースは各所にあります。
・園内にトイレは入口のビジターセンター横と中間地点の楠川(くすかわ)にあります。
・園内には売店や避難小屋はありません。飲食物は事前に用意しましょう。
・利用可能な期間は6月上旬から10月下旬です。
・残雪期(6月)はアイゼンやチェーンスパイクなどの滑り止めを必ず持参してください。
・悪天候および悪天候の予報が出ている時は入山しないようにしましょう。
・山岳保険は必ず加入しましょう。
・ゴミは必ず持ち帰りましょう。

栂池中央駐車場

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

栂池自然園のベースとなる栂池中央駐車場に車を停めます。駐車料金は1日500円でした。中央駐車場が満車の場合は、第1駐車場、第2駐車場に回ってください。

栂池高原駅(標高839m)

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ゴンドラリフト「イブ」の乗り場は栂池高原駅です。こちらで往復のチケット(ゴンドラ+ロープウェイ)と栂池自然園の入園料を支払いします。
※運行日に注意:例年6月上旬~10月下旬に運行しています。

ゴンドラリフト「イブ」

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

運行区間:栂池高原駅-白樺駅-栂の森駅 乗車定員:6名 乗車時間:約20分 全長:4,120m 高低差:625.26m

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

曇りなのが残念です。高度を上げたら上は晴れていないかなぁと淡い期待を寄せます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

中間駅・白樺駅です。ここでは降りずにそのまま乗車します。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

晴れるどころか霧が出てきた...。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

栂の森駅(標高1,582m)に到着しました。

ロープウェイ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ゴンドラリフト「イブ」を降りて右に進みます。途中、熊よけの鈴が設置されていました。栂の森駅(ゴンドラ降り場)から栂大門駅(ロープウェイ乗り場)まで徒歩約5分です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ロープウェイ乗り場(栂大門駅)です。運行区間:栂大門駅-自然園駅 乗車定員:71名 乗車時間:約5分 全長:1,200m 高低差:284.54m

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

標高1,560mの栂大門駅の乗り場です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ロープウェイに乗って約5分の空中散歩です。

栂池自然園入口(標高1,829m)

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

栂池自然園の入口に到着しました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

さらに歩くこと数分...。栂池ヒュッテと栂池山荘の山小屋が見えてきました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

その先には手前に公衆トイレ、奥にビジターセンターがあります。ビジターセンターで入園券を見せて栂池自然園に入園します。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ビジターセンターの前でアルプホルンを演奏していました。

栂池自然園入口からワタスゲ湿原(標高1,870m)

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【13:16発】栂池自然園に入園しました。左に進むとワタスゲ湿原方面、右に進むとミズバショウ湿原が最初に現れます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

しばらく木道が続きます。木道も広いのでとても歩きやすいです。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

途中、至る所に方向指示板が立っているので道迷いの心配はありません。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

霧が出ていますが、晴れてきそうな予感がします。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

木道から降りてはいけません。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【13:25】ワタスゲ湿原にある風穴です。岩の間から冷たい風が吹き出ています。天然のクーラーですね。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【13:27】霧も幻想的な雰囲気を醸し出しています。ワタスゲ湿原を進みます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

振り返ると青空が!

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

周囲の紅葉と湿原の紅葉がマッチしていてとても美しいです。

ワタスゲ湿原(標高1,870m)から浮島湿原(標高1,920m)

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【13:35】ワタスゲ湿原から浮島湿原へは途中、楠川(くすがわ)を渡ります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

楠川を渡ったところに公衆トイレがあります。この先は入口まで公衆トイレはありません。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

階段を上ります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

山は紅葉と黄葉があいまって美しい光景を作り出していました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

後ろを振り返ると今通ってきたワタスゲ湿原が見えます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【13:51】浮島湿原に到着しました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

池に浮かぶ小さな浮島。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ここまで来るとハイカーも少なくなるので静かな時間を過ごすことができます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

霧が湿原を流れこちらでも幻想的な雰囲気に包まれていました。

浮島湿原(標高1,920m)から展望湿原(標高2,010m)

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

浮島湿原から展望湿原までは山道になります。急な階段や山道に気をつけて進みましょう。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

木道以外にも不安定な山道もあります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

登山道は整備されていますので、特に問題ありません。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

紅葉が木道に散らばっていました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ヤセ尾根と呼ばれる尾根道です。整備されているので問題ありませんが、左側は崖っぷちなので気をつけましょう。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

右側には今まで歩いてきたワタスゲ湿原や浮島湿原が見えています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

尾根に沿って木道が設定されています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【14:37】標高2,020m栂池自然園内の最高地点に展望台が設置されています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【14:39】そしてこちらが展望湿原です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

残念ながら霧で何も見えません。後方には晴れていたら白馬大雪渓や白馬三山の絶景が見えるそうです。

展望湿原(標高2,010m)からモウセン池、銀命水を経由して浮島湿原(標高1,920m)へ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

展望湿原でしばし休憩の後、帰路につきます。帰りは時計回りで進みます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

浮島湿原までひたすら階段を下ります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

下りの木道は湿っていたら滑りますので要注意です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【14:54】モウセン池に到着しました。貴重なモウセンゴケが生育しています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

再び下ります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【15:01】銀名水です。冷たい北アルプスの水を汲むことができます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

浮島湿原に近づいてきました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【15:10】浮島湿原に到着しました。

浮島湿原(標高1,920m)からワタスゲ湿原(標高1,870m)、ミズバショウ湿原(標高1860m)を経由して栂池自然園出口へ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

浮島湿原からワタスゲ湿原へ下る時、正面にビジターセンターが見えました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【15:27】再び楠川を渡ります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【15:28】ワタスゲ湿原に到着しました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

行きとは別ルートでワタスゲ湿原を横断します。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

せり出した木に頭をぶつけないように気をつけましょう。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【15:40】ミズバショウ湿原に到着しました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

※ミズバショウの最盛期のイメージ(6月下旬~7月上旬頃)<写真提供:長野県観光機構>

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ビジターセンターが見えてきました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【15:49着】栂池自然園の出口に到着しました。この後、ロープウェイとゴンドラを乗り継いで栂池高原駅まで下山しました。

八方尾根自然研究路

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)
【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方尾根自然研究路の魅力

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方尾根は北アルプス(飛騨山脈)の北に位置し、白馬連峰の唐松岳から四方八方に尾根が延びていることから、八方尾根と名付けられました。一帯を望む山々は日本百名山の11峰が見渡せます。北は雨飾山から八ヶ岳まで、澄んだ空気の日には第1ケルンから富士山が望めます。黒菱平から上部は中部山岳国立公園であるとともに、長野県天然記念物に指定され、ここしかいない固有種や可憐で貴重な高山植物をはじめ、特別天然記念物の日本カモシカやライチョウなどの動植物が多数生息しています。<八方尾根ルートガイドより引用>

八方尾根自然研究路ハイキング概要

・登山日:2024年10月6日
・天候:曇り
・最高地点:2,060m
・登山ルート:八方池山荘から八方池への往復コース
・距離:約3.0km
・標高差:約230m
・所要時間:約3時間00分(休憩なしの場合)

※僕は休憩時間を含め2時間51分でした。(少し早いペースでした) ・難易度(無冠雪期):初級者向け

登山道の特徴と注意点

・ハイキング初級者向けのコースですが、八方池まで行くのであれば装備はしっかり準備してください。
・尾根に沿って登山道コースと木道コースがあります。
・登山道コースは岩がゴロゴロあり急登もあるので利用するなら登りがオススメです。
・木道コースは歩きやすく整備されています。ただし、雨天時は滑りますので注意が必要です。
・木道コースは植生保護のため、木道から下りないようにしましょう。
・弁当など飲食できる休憩スペースは各所にあります。一番良いのは八方池です。ダイナミックなパノラマを見ながらの食事は最高です。
・登山道内にトイレは、八方池山荘横、第2ケルンの手前(6月中旬~10月中旬に利用可能)にあります。
・登山道内には売店が八方池山荘だけです。なお避難小屋はありません。飲食物は事前に用意しましょう。
・利用可能な期間は6月上旬から11月上旬です。
・残雪期(6月)はアイゼンやチェーンスパイクなどの滑り止めを必ず持参してください。
・悪天候および悪天候の予報が出ている時は入山しないようにしましょう。
・山岳保険は必ず加入しましょう。
・ゴミは必ず持ち帰りましょう。

八方アルペンライン:八方駅(標高770m)

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

標高770mにある八方駅です。早めに行かないと駐車場(有料)が満車になります。

八方アルペンライン:ゴンドラリスト「アダム」

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

運行区間:八方駅-兎平駅 乗車定員:6名 乗車時間:約8分 全長:2063.8m 高低差:625.26m

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

まずはゴンドラに乗り、兎平(うさぎだいら)を目指します。

八方アルペンライン:アルペンクワッドリフト

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

運行区間:兎平-黒菱平 乗車定員:4名 乗車時間:約7分 全長:783m 高低差:284.54m

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

2本目はクワッドリフトです。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

黒菱平(くろびしだいら)まで上がります。

八方アルペンライン:グラートクワッドリフト

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

標高1,680mにある鎌池湿原です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

運行区間:黒菱平-八方池山荘 乗車定員:4名 乗車時間:約5分 全長:598m 高低差:160.90m

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

3本目もクワッドリフトです。八方池山荘まで一気に高度を上げます。

八方池山荘(標高1,830m)

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方池山荘です。食堂と売店があります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方池山荘の隣にある公衆トイレです。

八方池山荘(標高1,830m)から石神井ケルン(標高1,974m)へ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【9:15発】八方池山荘を出発します。最初から登山道コースか木道コースかに分かれています。僕は右の登山道コースを進みます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

はい、いきなり岩場の急登から始まります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

尾根に沿って登山道コースは延びています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

振り返ると八方池山荘と公衆トイレの建物が見えています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

登山道コースも一部木道になっていました。木道は左側通行です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

右が登山道コース、並行して木道コースがあります。こうしてみると木道コースの方が少し距離がありますが緩やかな坂になっています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ん?三角点がある...。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【9:36】三角点は石神井(しゃくじい)ケルンにありました。標高は1,974mです。

石神井ケルン(標高1,974m)から第2ケルン(標高2,005m)へ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

再び第2ケルンを目指して登り始めます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

中央の小高いところが第2ケルン付近です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【9:46】公衆トイレ(利用期間は6月中旬~10月中旬)があります。この先は公衆トイレがありませんので用を済ませておきましょう。なお、公衆トイレの利用は100円以上の協力金が必要です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

公衆トイレから第2ケルンまではすぐです。登山ルートと木道ルートはここで合流します。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【9:50】第2ケルン(息ケルン)に到着しました。息ケルンは「やすむけるん」と読みます。標高2,005mです。

第2ケルン(標高2,005m)から八方ケルン(標高2,035m)へ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

引き続き八方ケルンを目指して登ります。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方ケルンまでもうすぐ!

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

9:57】八方ケルンに到着しました。標高2,035mです。

八方ケルン(標高2,035m)から八方池(標高2,060m)を経由して第3ケルン(標高2,080m)へ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

さぁラストスパート!八方池までの登りです。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【10:04】八方池への分岐路です。右に進むと八方池、左へ進むと唐松岳(からまつだけ)へ進みます。左へ進んでも八方池へは行けますが、右に進む方が楽です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

白馬連峰が目の前に...。見えません...。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

正面に八方池が見えてきました。時計の反対まわりに進んでいます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【10:11】八方池は小さな池。一周することもできます。標高は2,060mです。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方池のほとりには飯森神社奥社の祠が建っていました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方池が見下ろせる第3ケルンまで登りましょう。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【10:27着】第3ケルンに到着。八方池が見下ろせます。標高は2,080mです。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

しばしコーヒータイム。晴れるのを待ってみます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらは唐松岳(標高2,696m)への登山道です。この先は完全な登山装備が必要です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

あ、少し青空が見えてきました!

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【10:54】あああ!少し視界が広がってきた!

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

晴れていたらこんな絶景を見ることができます。<リフト乗り場前の看板を撮影>

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

見えたのは一瞬でした。仕方なく持参したカップヌードルをいただきます。カップヌードルは熱湯でなくてもできるので万能な食べ物です!

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

第3ケルン(標高2,080m)です。

第3ケルン(標高2,080m)から第2ケルン(標高2,005m)を経由して木道コースを通って八方池山荘(標高1,830m)へ

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【11:19】小一時間の休憩を取り、下山を開始します。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

途中、岩の上にお地蔵様がいらっしゃいました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

はい、何も見えません...。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【11:27】八方ケルン(標高2,035m)を通過。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【11:33】第2ケルン(標高2,005m)を通過。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【11:35】公衆トイレ前にある登山道コースと木道コースの分岐点を通過。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

僕は木道コースを下りに使いました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

山の上に見えるのが登山道コース、そして中央が木道コースです。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

木道コースにはところどころ休憩スペースが設置されています。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

木道ではなく山道もありますが、急なところもなく、問題なく歩けます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

急な斜面はつづら折りに下っていきます。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方池山荘までもうすぐです!

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方池山荘が見えてきました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

【12:05着】八方池山荘まえの登山口に帰ってきました。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方池山荘前には売店もあります。それではリフトを乗り継いで下山しましょう!

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

うさぎ平テラスの建物と後方は白馬村です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

うさぎ平テラスから見た白馬村です。

【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(画像=『たびこふれ』より引用)

八方ゴンドラリフト「アダム」で八方駅まで下山しました。

【文・写真 中尾勝/提供元・たびこふれ

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