中国系マフィアとされるグループの一つが「KKパーク」、そしてそのグループが国境警備隊BGFと蜜月の関係だったことは判明しており、今回なぜ、そのような摘発に動いたのか、その真の理由が気になるところです。報道からはタイ側からの圧力にも見えますが、真相が知りたいところです。ミャンマーの同国境地帯はミャンマー中央政府からは遠いため、国境警備隊に「おまかせ」でそこで利権が動いた可能性はあると思います。
ところで日本で最近話題になっている海外発のオンラインカジノ。当然ながらこの拠点でも行っています。オンライン賭博は世界中あらゆるところに拠点があるので日本人有名人が謝罪に追い込まれたゲームがどの国のゲームかはわかりませんが、このような組織の資金源になっていた可能性も当然あります。
また日本人がどうやってそのような拠点に連れていかれたかという点は、ゲームのチャットなどから誘導されているケースもあり、「もっと稼げる」という甘言に乗ってしまったのでしょう。拉致監禁されてミャンマーに連れて行かれるのは現実的ではなく、基本的には自主的に誘惑に負けてそこまでたどり着いたのだろうと思います。まぁ、親からすれば「何とも信じがたい事実」なのでしょうけど、お金にまつわる事件は何時の時代も全く同じなのです。人間のあくなき欲望、そして導かれたそこには地獄が待っているというわけです。
自業自得と言ってしまえばそれまでですが、それを利用しようとする海外の巨大勢力がこんな形で発覚するとは驚き以外の何物でもありません。人の弱みに付け込み、詐欺の片棒を担がされ、詐欺というノルマを課せられる、なんという世界なのでしょうか?日本は平穏な国だけに平和ボケ、国際感覚の違いを意識してもらいたいものです。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年2月24日の記事より転載させていただきました。