また、ブラウン氏の他にも女性で初めて海軍制服組トップとなったリサ・フランチェッティ海軍作戦部長らを含めた計5人の軍高官の交代も予定されています。
トランプ大統領、統合参謀本部議長に加え海軍作戦部長の女性も更迭…バイデン政権のDEI象徴 : 読売新聞オンライン X64F9gu8x #DEI #トランプ大統領
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) February 22, 2025
アフリカ系アメリカ人としては二人目の統合参謀本部議長となったブラウン氏とフランチェッティ氏に象徴される人事に対して、多様性を推進するがあまり、バイデン政権が能力に基づいた人選が行っていなかったという批判がトランプ大統領を支持する保守派からなされていました。
ピート・ヘグセス国防長官も同様の批判を行っていたうちの一人でした。
''理由は明らかにしてないがヘグセス国防長官は就任前、黒人のブラウン氏が米軍内の「多様性、公平性、包括性(DEI)」の推進に関与してきたとして、更迭を主張していた。''
理由がソ連並みにしょうもなさ過ぎて草も生えんですね..。 UlY0J9YrT
— ざくろ坂 (@MINOLTAX700) February 22, 2025
ブラウン氏の実務能力は安全保障専門家からも評価されています。その能力を評価して空軍参謀総長に指名したのはトランプ大統領その人でした。

トランプ大統領とマスク氏 ホワイトハウスXより
そのため、ブラウン氏は能力不足が理由に解任されたのではなく、「多様性」推進にかまけて戦闘能力の強化がおろそかになっていると認識しているトランプ政権の組織改革の一環で職を追われた可能性が高いです。
ブルッキングス研究所のオハンロン氏は、トランプ次期大統領とヘグセス氏がブラウン米統参本部議長に懐疑的視線であることに「的外れ」と指摘。空軍参謀長時代の功績(ACE:機動戦略展開や宇宙軍との連携)、軍の採用難の改善、文民統制に忠実であることなど。 ADNdDLeG
— 神保 謙 (Ken JIMBO) (@kenj0126) November 25, 2024